広島県にある広島市安佐動物公園に暮らす、レッサーパンダのメスの「マル」と、オスの「キラ」。人気のペアですが、同園の公式Xで投稿された、雨の中でのおやつタイムの様子が話題になっています。
雨の日のおやつタイム、濡れない秘密
公式Xには、「雨の日のおやつタイム」として、2頭がならんでおやつのリンゴをおいしそうに食べる動画と写真が投稿されました。
投稿には、「雨で毛が濡れているように見えないマル(動画:右)とキラ(動画:左)。レッサーパンダの被毛は二層構造になっており、外側の毛(オーバーコート)は高い撥水機能を持っています」と書かれています。

雨に濡れているようには見えない毛並みの秘密は、外側の毛が持つ撥水機能にあったようです。雨音が響く中でも、2頭はいつも通りのマイペースな様子でおやつを頬張っていました。
実はこうした息の合った姿は今回が初めてではなく、昨年10月も、おやつタイムで動きがシンクロする様子が話題になっていました。雨が続き気分も沈みがちですが、そんな2頭の姿は、会いに来る人たちの顔をほころばせてくれています。

最近ますます仲良し マルとキラのこれまで
最近、特に息が合っているという2頭。6月12日、12歳の誕生日を迎えたキラについて、公式Xではこんな報告がありました。
公式Xより(6月12日):「換毛期に入り、すっきりした顔つきになりました。8年を経てペアリング相手のマル(メス)との関係が良好になり、満足そうな穏やかな表情を見せてくれるようになりました」
そして6月26日には、マルが11歳の誕生日を迎えました。担当者からは、マルの気配り上手な一面が紹介されています。
公式Xより(6月26日):「担当者やキラ(オス)をよく見て何を望んでいるのか察して行動してくれるマル。キラとの関係変化はマルの優しさと包容力の賜物かな。ありがとう!」

ハンモックを前に2頭は…
そんな2頭の関係がよくわかるのが、8月に投稿されたハンモックのエピソードです。室内展示場に麻袋のハンモックを取り付けたところ、中に仕込まれたリンゴにいち早く気づいたのはキラ。一方のマルは、見慣れないハンモックそのものが気になった様子だったといいます。
公式Xより(8月18日):「中に仕込んだリンゴに気付いて取りに行くキラ(オス12歳)。見慣れない物にあれは何?と尋ねに来るマル(メス11歳)」

同じ出来事にも、それぞれ違う反応を見せる2頭。こうした些細なやり取りの積み重ねが、2頭の今の関係を育んできたようです。
■広島市安佐動物公園公式X:おやつタイムの動画
ライターコメント
雨の日のおやつタイムのような何気ない瞬間にも、2頭の育んできた関係がにじみ出ているようで、見ているこちらまで温かい気持ちになりました。雨の日が続きますが、暑さに弱いレッサーパンダにとっては過ごしやすい季節の到来です。これからも仲の良い2頭を追っていきたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
広島市安佐動物公園
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