サッカー日本代表に約1年ぶりに選出されたミッドフィルダー(MF)佐野海舟選手(24)=マインツ=が28日、千葉市で会見を行いました。
昨年の問題が起きてから、国内で初めて公の場で口を開き「たくさんの方々にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と頭を下げました。
一時は進退も考えた
佐野選手は昨年7月14日、女性に性的暴行を行った疑いで逮捕され、同29日に釈放。8月8日に不起訴処分になりました。今季はドイツ1部マインツでは全試合に出場し、持ち前のスタミナやデュエルで存在感を発揮しました。
一時は進退も考えたといい、「一番大事な時期に自分の甘さがあった。サッカーをやれるチャンスがもらえた以上は、しっかりやっていかないといけないと思った。今は本当に感謝しています」と述べました。
SNS上の感情
佐野選手が一連の問題について会見したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約4.5割)
- 「楽」(約2割)
- 「怒哀」(約3.5割)
主な「喜楽」の声(約6.5割)
「謝罪会見を行ったことは評価されるべき」
「けじめをつける行動は評価したい」
「表に出て自分の口から謝罪を述べたことは評価」
「サッカーでしか返せないものを必死にもがいてやってる」
「逃げずにしっかりと矢面に立つことで線引きはできた」
主な「怒哀」の声(約3.5割)
「許されない罪」
「代表に選ばれたから謝罪会見を行ったんじゃないの?」
「代表に選ばれる前にちゃんとやった方が良かった」
「批判はゼロにはならない」
「ここで一区切りではない」
まとめ
今回の分析では、佐野選手が一連の問題について会見したことについて、「『佐野がいて良かった』と言われるように活躍してほしい」と期待する声があがる一方、「明らかにされていない部分があれば批判は残る」と厳しい意見もありました。
ライターコメント
佐野選手は岡山県津山市出身で、米子北高時代は1年からレギュラーを確保し、3年連続で全国高校総体と全国高校サッカー選手権に出場しました。2019年にFC町田ゼルビアへ加入し、同年5月5日のJ2第12節の水戸ホーリーホック戦に途中出場し、プロデビューを果たしました。早くからその素質の高さが見込まれ日本代表候補の呼び名が高かったものの、一連の問題もあり、これまで代表に呼ばれていませんでした。
佐野選手は今後、日本代表の選手として2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第9戦オーストラリア戦(6月5日、パース)と第10戦インドネシア戦(同10日、吹田スタジアム)が控えています。SNSでは「活躍だけを見ればすぐにでも代表に来て欲しかった」「ドイツでの活躍だけスポットライトを当てれば世界的スター」と今後の飛躍を願う声が寄せられました。