俳優の多部未華子さん(37)、杉咲花さん(28)、岩瀬洋志さん(22)が9日、東京都文京区の旧細川公爵邸(和敬塾本館)で開催された、Prime VideoのPrime Original新ドラマシリーズ『クロエマ』の配信記念スペシャルイベントに登壇しました。本作でW主演&初共演を果たす多部さんと杉咲さん、共演の岩瀬さん、さらに今泉力哉監督(45)が12日からの世界独占配信を目前に控え、歴史ある建物の情緒溢れる雰囲気の中、作品の魅力や撮影の舞台裏についてのトークを繰り広げました。
中庭で優雅に写真撮影

当日のイベントは、中庭で行われた屋外フォトセッションからスタート。初夏の瑞々しい緑に囲まれた歴史的建造物をバックに、3人が華やかな衣装に身を包んで息の合った笑顔を見せ、集まったファンを魅了しました。

その後、別館大講堂へと舞台を移して行われた約40分間にわたるトークイベントでは、ここでしか聞けない貴重な裏話の披露で大盛り上がり。イベントの最後には本編の第1話・第2話の先行上映も行われ、世界配信への最高のキックオフにふさわしい、熱気に満ちたイベントとなりました。
豪華キャストが語り合う『クロエマ』スペシャルトークセッション
本作は、大ヒット作『逃げるは恥だが役に立つ』の海野つなみ氏による最新連載作品を、名匠・今泉力哉監督と脚本の今泉かおり氏のタッグで実写化した注目作。謎めいた資産家・クロエを演じる多部未華子さんと、恋も仕事も家も一度に失った30歳の女性・エマを演じる杉咲花さんは、本作が待望の初共演となります。
劇中では性格も正反対で、占いの店を中心に奇妙な共同生活を始める二人。そんなキャスト陣と今泉監督、そしてMCが繰り広げた舞台挨拶のクロストークの模様を、余すことなくお届けします。
冒頭の挨拶
MC: それでは、ゲストの皆様にご挨拶をお一人ずついただきたいと思います。まずは杉咲さんからお願いします。

杉咲花さん(以下、杉咲さん):「こんにちは。杉咲花です。お足元の悪い中、足を運んでくださってありがとうございます。エマを演じました。よろしくお願いいたします」
MC: ありがとうございます。続いて多部さん、お願いします。

多部未華子さん(以下、多部さん):「こんにちは、多部未華子です。今日はありがとうございます。私はクロエを演じました。よろしくお願いします」
MC: 岩瀬さん、お願いします。

岩瀬洋志さん(以下、岩瀬さん):「こんにちは。シモン役を演じさせていただきました、岩瀬洋志です。今日はあの、雨の中お越しいただき本当にありがとうございます。今日は楽しい時間を過ごせたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします」
MC: そして最後に、今泉監督、お願いします。
今泉力哉監督(以下、今泉監督):「ご来場ありがとうございます。監督をしました今泉力哉です。最後まで楽しんでいてください」
『逃げ恥』海野つなみ先生原作の魅力と、絶妙なキャスティングの裏側
MC: 監督に伺いたいのですが、本作は社会現象となった『逃げ恥』の海野つなみ先生が描く作品です。監督がまず本作のどんなところに魅力を感じたのか、そして今回キャスティングされた理由と、初めてご一緒された岩瀬さんの印象もぜひ聞かせてください。

今泉監督:「原作を読みまして、本当にあの、占いとかパフェとか色んな要素がある漫画なんですけど、登場人物がやっぱりすごく魅力的で。みんなちょっとどこか欠けていたりとか、そういうところがあって。
エマはなんかこう、気が使えるような人だけどめちゃくちゃ図々しかったり、クロエは一見冷たく見えるけど結局愛情深いところがあったり。すごくそれぞれの人物の魅力がある作品だと思ってそこに惹かれて、お話をいただいてドラマ化することになりました。
杉咲さんと多部さんについては、このキャラクターは誰ができるんだろうと思っていて。お二人とも以前にちょっとご一緒したことはあったんですけど、作品を見たら『この二人でしかなり得ないかも』って思うぐらいすごくハマっていて。原作の海野先生も、まだ連載中の漫画を書いている時に、ちょっと二人の姿が過ぎっちゃったりする時もあるっていうお話をされていましたし、そのぐらいハマっていた気がします」
MC: 岩瀬さんについてはいかがですか?
今泉監督:「岩瀬さんはもう、本当になんというかオーディション的な空気というか、演じるとかの前の姿勢というか。この役を演じるのは岩瀬さんに本当になって良かったと思っています。
1個エピソードなんですけど、元喫茶店で働いている(設定の)役なんですけど、岩瀬さん、お辞儀がめちゃくちゃ深くて(笑)。多分、普通の喫茶店にああいうお辞儀はないんじゃないかと思うくらい。ホテルマンばりの素晴らしいお辞儀で。『いらっしゃいませ』がそんなに丁寧じゃなくて大丈夫ですって言うくらい(笑)。だからそこも含めて、その役にはすごくハマってました」
MC: そんなに深かったんですか、岩瀬さん。

岩瀬さん:「いや、なんか自分では深いと僕は思ってなかったんですけど、なんか思ったより深かったらしいですね(笑)」
今泉監督:「90度を超えてたよね」
岩瀬さん:「そうですね、限界まで体を曲げて、それ以上行かないんですけど(笑)」
今泉監督:「キャラクターとしても、本当に自分の美貌とか、そのキャラクターのせいで女性が揉めるみたいな原作のシーンもあるので、それを誰がやるのかってなった時に、岩瀬さんにやっていただきました。ありがとうございます」
初共演の二人が明かす、お互いの印象と存在感
MC: ダブル主演のお二人に伺いたいのですが、今回初共演ということになりますが、お互いの印象はいかがでしたか? 杉咲さんいかがでしたか。

杉咲さん:「あの、本当に小さい頃からたくさんの作品を拝見していたので、こういった形でご一緒させていただけることがすごい嬉しくて。
なんていうんですかね、リアリティがあるかどうかだけでは映らないような魅力のあるドラマだと思うんですけど、そういう非日常的な要素が作品の中にあった時に、多部さんがこう演じられることで、一気に説得力が増すような、そんな力がある方で。すごくどっしり構えてくださっている姿に、引っ張っていただいていました。あの、喋り方もね、すごく現代でこういう人いるかなと思うけれど、多部さんが演じているとすごいしっくりくるんですよね」
MC: 多部さんはいかがですか。

多部さん:「はい、私も杉咲さんをたくさんの作品で拝見させていただいていて。あとバラエティで杉咲さん自身として出られている姿とかを見て、とても柔らかで温厚で、温かい方なのかなって思っていました。
その印象は全然変わらずに、ただ、いるだけでなんか違う存在感というか…すごく印象的でしたし、ご一緒してみて、やっぱり素敵だなと思って。毎日刺激的な現場になるだろうなと思ってたんですけど、本当に自分が想像していた以上に、毎日刺激的な日々を過ごすことができました」
MC: 杉咲さんがいらっしゃると、どんな風に現場が変わるんですか?その存在感って具体的にどんな感じなんですかね。
多部さん:「なんか朗らかで。でも、エマってすごく私の中で難しいキャラクターだなと思ってたので、一番初めのセットで、初日の撮影の時、エマが帰ってくるシーンだったんですけど、あ、もうなんか『エマだ』って。なんて言ったらいいかわからないけれども、それが私の中ですごく印象深い初日として覚えてますね」
仲良くないけれど心地いい…絶妙な二人の関係性
MC: 原作の海野先生も二人のことがチラつくくらい、本当にぴったりの役柄なんですが、この関係性がすごく面白くてですね。仲良くはないんだけれども、どこか見ていて心地がいい絶妙な距離感があるんですが、それぞれお互いのキャラクターの魅力についてはどんな風に感じていますか? 杉咲さん、クロエについてはどうですか。

杉咲さん:「なんかこう、そっけない振る舞いをよくクロエさんはする人なんですけど、でも心の底では、他者への興味とか、あとは困っている人に対して何かをしたいっていう、そういう優しさが滲み出てしまっているところがすごく素敵だなって思いますね」
MC: ちょっと辛辣なことも言ったりしますけど、多部さんが穏やかな感じで言うとなんかスッと入ってくるところがありますよね。
杉咲さん:「本当にもう、声の柔らかさと可愛らしさですごく中和されている感じがしてましたね」
MC: 多部さんはエマについていかがですか。
多部さん:「エマはあの、居候のようなところから物語が始まるんですけど、本当にクロエに拾われて幸運な人で(笑)。でも、自分の性格というか、自分の意見とか自分の思っていることはちゃんと芯にありつつも、流れに身を任せていたらクロエに出会って幸運の人になったっていう印象です。でも、そんなエマに出会えて、クロエも良かったなと思います」

撮影裏の苦労話:1ミリのこだわりと、過酷な占いシーン
占いの店を訪れる相談者たちの悩みを通して、格差やルッキズム、SNSでの炎上といった現代社会のリアルな問題がさりげなく織り込まれている本作。物語の鍵を握る相談者たちのひとりとして出演する岩瀬さんもトークに本格参戦し、撮影時のエピソードを明かしました。
MC: クロエが経営している純喫茶『パリ』の2代目マスターがシモンなんですが、パフェ作りの名手ということで。岩瀬さんは杉咲さんと多部さんとの共演は初めてということですが、現場はどんな感じでしたか?お二人とご一緒された印象もぜひお願いします。
岩瀬さん:「そうですね、やっぱり僕からしたらもう本当にテレビで見てた方々なので、正直すごく緊張して。クールなのかなとか思ってたんですよ、どこまで自分を出していいのか不安だったんですけど、お二人が現場に入るとすごく優しくて、こう、頼もしかったんですよね。
僕が演じるシモンという役は、あの、パフェ作りが得意なんですけど、セリフの中では結構説明セリフが多いんですよね」
MC: パフェの中身の説明ですね。
岩瀬さん:「はい、それが多いんで、僕は結構噛んでたんですよ、緊張しちゃって。その時に、お二人が『大丈夫だよ』って言ってくれたのがすごく嬉しかったのを覚えています」
MC: 聞き慣れない専門用語とかも多いですもんね。ほかに何か撮影中の印象的な出来事や、苦労がもしあったら、杉咲さん何かありますか。

杉咲さん:「苦労とはちょっと違うかもなんですけど、本当に今泉組だな、今泉組のこだわりだな、って思うのは、結構長いセリフだったり、シーン自体がすごい長いシーンを撮影していた時に、『もう1回』ってなって。
お芝居で改善点があったんだなと思って、なんて言われるかなと思って待ってたら、監督がパーって走ってきて、私たちの目の前にあったコップをこう、1ミリぐらいずらして『お願いします』って去っていったんですよね(笑)。ちょっとあんまり見たことのない光景で、すごいカルチャーショックというか、でも本当に今泉組にいるとこういうことが多発するんですよ。でも、それだけ絵に映る全ての要素に神経を注がれている方なので、いやー、すごい経験だったなって思いましたね」

今泉監督:「お二人の確認なんですけど……いや、そうですね。細かいものは、あとクッキーの色がちょっと違うとか(笑)。そういうので、カメラマンさんには『いや、色は後で(編集で)ちょっと変えられますよ』って言われたり。焦げ茶の色ってこう、種類があるじゃないですか。同じのが2枚ないんですけど、『ちょっと色が違いますね』とか。そういうのをカメラ前で言い出すと、周りのスタッフが『みんな、始まったよ……』みたいになっちゃうのはありました(笑)。それは反省しつつ、でも大事なことかなと。
言いたいことは、その1ミリに関しては、本当は俳優のお芝居に対して『もう一回』って思ってるけど、(役者を緊張させないためにあえて)コップを1ミリ動かして戻ってる時もあるし、そういうのもあります(笑)」
MC: 多部さんは占いのシーンもありますもんね。いかがでしたか。

多部さん:「占いのシーンは、あの、セリフもそうですし、占い自体が『満月は何のカードで……』って、カードを投げるシーンがすごく大変だったんですけど。実際にカードを投げていて、その散らばり方が違うっていうので、何回も何回も繰り返して」
今泉監督:「そうですね。でもあの、現場で近くで見ていた助監督の方に『スナップを利かせる方じゃないですかね』とか言われて、やってみます、みたいな。『もうちょっとこう、広げて飛ばした方がいいんじゃないですかね』『やってみよう』みたいな。もう、やけくそみたいな感じで(笑)。何度繰り返したか、4日間くらい占いのシーンを撮ってたんで、結構頭がパンクして『明日、何占うんだっけ……』みたいな。毎日そんな感じでした」
MC: あれってその場で出来上がった自然な状態なんですね。まるでCGのような綺麗な散らばり方ですけど。
今泉監督:「カードはどう散らばるかを、現場に入る前にも何度も練習してくださったし、その『黄金龍』という言葉と共に投げるんですけど、その『黄金龍』の言い方が、漫画にしか書いてないから(音として)わからないわけですよ。どういうトーンなのか。
だから本読みの時に、多部さんのトーンで『1回いいですか』って聞いて、『あ、多部さんのトーンはそれですね』みたいな。でも誰も正解はわからないので、すり合わせながら。CGでやる話も最初はしてたんですけど、せずにお二人が…多部さんがすごく綺麗に撒き散らして、その後、目をつぶって(カードを)探りに行きますもんね。結構大変な撮影ですよね、多部さん」
多部さん:「そうですね、占いのシーンは結構あの…辛かった(笑)。覚える方はすごい大変だったと思いますね」
劇中パフェを岩瀬洋志が実食!完璧な食レポに、杉咲&多部も「いいな〜」
MC: あと、ミステリーが解決してもしなくても、エマとクロエがパフェを食べるというのが結構原作の中でも大事なので、忠実に再現がされているんですが、シモンは『パリ』の店員として、お二人に最高のパフェを振る舞うわけじゃないですか。パフェの説明は毎回どういう心持ちで臨まれましたか?

岩瀬さん:「いや、めちゃくちゃ嫌でした。いやすげー緊張してました、正直。カメラもあるし。結局、やっぱりこう、実際作ってみたら『やっぱりちょっとこれ出した方がいいんじゃないか』とか『これは別になくてもいいか』みたいに、結構やっぱり試行錯誤されてたんで。直前に覚えたものが、材料が変わるとセリフもやっぱりちょっと変わるじゃないですか。だから、はい…あの、良い勉強になりました」
今泉監督:「決まってるセリフがあったんですけど、その材料を説明していくんですよ、下からこう順番に、みたいな。一個一個のその具材もそうですし、まさに今岩瀬さんが言ったみたいに、直前に『やっぱりちょっと(見た目が)重いから、これを外す』ってなると、セリフが変わる。直前にそんだけ覚えたものを変えるのは、それはすごく大変だったと思う。でも、ちゃんと覚えて、もう1回、2回やったら言えるぐらいでしたね。基本的にはしっかり覚えてくださってました」
岩瀬さん:「気持ち的には一撃で終わらせたかったですね、正直(笑)」
MC: 本当にパフェが食べたくなるシーンの連続なんですが、ここで今回はですね、なんとパフェを持ってきていただきました!劇中で実際にエマとクロエは食べているんですが、シモン役の岩瀬さんは食べられていないと思うので、岩瀬さんにお召し上がりいただきたいと思います。
岩瀬:「えっ、いいんですか!」
MC: こちら、今回『大人のかりんとうパフェ』でございます。下からレモンゼリーとほうじ茶ゼリー、その上にクラッシュ黒糖かりんとうとヨーグルトクリーム、ブルーベリーも乗っていて、中央に竹炭アイス、そして最後に黒胡椒と塩の細かりんとうと、竹炭チュイルということで。はい、この場で召し上がっていただきます。

岩瀬さん:「えっ、これも今食べる……もちろんですよね、今。いただきます。これ、でもどこから行こうか迷うんですよ。はい、でもやっぱりこのパフェのいいところは、この黒ゴマの細かりんとうがすごく美味しいんですよ。なんでこれでヨーグルトクリームをディップして…(一口食べて)美味しいです!」
「なんか、みんな気になってると思うのが、この中に入っている竹炭のジェラートだと思うんですよ。これマジで1回食べてみてほしいのが、食べるとシャリシャリするんですよ。一体中に何が入ってるんでしょうっていう…わからないんですけど、美味しいです。うますぎません、これ。これを食べたら口の中は黒くなるわけじゃない? と思うんですけど、竹炭だからならないんです、マジで。すごく美味しいです!」
MC: 岩瀬さん、手が止まんないですね(笑)。杉咲さん、もう目が…。
杉咲さん:「いや、あの、色んなパフェが出てくるんですけど、全部とっても美味しいですけど、中でも一番好きなパフェが、この『かりんとうパフェ』だったんで、『いいな〜』と思って見てました(笑)」
MC: 岩瀬さん、さっきからこっち(杉咲さんの方)を向きながら『美味しい』って煽って食べてましたもんね(笑)。
岩瀬さん:「でも、あの、本当に細かりんとうがすごく美味しいんですよ。一本一本練ってるみたいです。パフェ作りの先生が教えてくださったんですけど。黒胡椒と塩もちょっと入っていて、ちょっとスパイシーなんですけど、その甘さもあって美味しいです」
MC: 食レポがうますぎてどんどんこちらの食欲がね(笑)。多部さんもお気に入りのパフェとかありましたか。
多部さん:「あ、でも今の『大人のかりんとうパフェ』は、私も撮影が終わった後に完食して帰りました。覚えてます(笑)」
答えを出さない素晴らしさ。問題は「一旦横に置いてパフェ食べよう」
MC: このミステリーなんですけれども、解決したりしなかったりするということが、この物語のとても斬新なところでもあると思うんですけれども、杉咲さんと多部さんはこのお話の魅力って特にどういうところに感じてますか。

杉咲さん:「そうね。まあ、あの、その問題にはすごくそれぞれが真摯に向き合いつつ、私がすごく好きなのは、一旦その問題を横に置いて、自分たちのことを癒したり、ねぎらったりする時間をちゃんと割くっていうところです。だからドラマのラストに毎回パフェのシーンがあって、なんかやっぱりそういう時間ってすごく豊かだし、そういう時間があるからこそ息継ぎできることもあるよなって、ドラマを見ながら感じましたね。このドラマが、見てくださる方のそういう息継ぎになりそうだなと思います。そうなったら嬉しいですね」
MC: 多部さんはいかがですか。

多部さん「そうですね、この物語は特に正解を導くものではなくて、『こういう考えの人もいるか、パフェ食べよう』『人生いろいろあるよね。私もいろいろあった、パフェ食べよう』みたいな(笑)。そういうこう、答えっていうのを求めてなくて」
「占いに来ている方も、正確な答えが欲しいわけではなくて、自分たちがどういう風に生きていったら、自分が納得する毎日を過ごせるのかなってぼんやり考えるドラマだなって思っていて。それがすごく素敵な空気感だなと思って、プラス、今泉監督の作る世界観とすごく良くマッチしている作品になってるんじゃないかなって思っています。ピンチなことが起こるわけではないので、ハラハラとかドキドキっていうわけではないですけど、なんかそういうこう『答えを出さない素晴らしさ』みたいなのが皆さんに感じ取っていただけたら、この世界観がちゃんと届いたんじゃないかなとは思います」
締めの挨拶:現実に疲れた心を休ませてくれるきっかけに
Amazonプライム特典対象作品として全5話が世界240以上の国や地域へ届けられる本作。最後に、配信を心待ちにしている世界中のファンへ向けてメッセージが送られました。

MC: それでは時間が来てしまったので、最後に、作品を楽しみに待っていらっしゃる皆さんにご挨拶、メッセージをいただきたいと思います。まずは今泉監督からお願いします。
今泉監督:「はい、ご来場ありがとうございます。今出ましたけど、パフェもぜひ見て欲しいですし、あと本当に、答えを出すってことじゃなくて悩みに寄り添ったりとか、仲良くなくてもあの心地いい関係があったりとかなんか、相手と自分が違う部分を、なんか自分と同じように寄せようとするんじゃなくて、『なんかそれもいいよね。私とあなたは違う部分もあるもんね』って思いながら一緒に過ごすみたいなところが、この作品の良さだと思うので、そこを楽しんでもらえればと思います」
「あと、SNSとかそういうネットとかに関して、あまりにそういうのにブレすぎると心が疲れたりとか、そういうことに関しても結構描かれている作品なので、これを見ることで、あの、そういう目の前にいない人に心をこう使いすぎちゃって疲れたりしたら、本当に横にいる人とか、実際に友人に会ったりとか、目の前にいる人との時間を大切にしたら……今日こうやって会えていることも大きいことだと思いますので。あの、ちょっとそういうことで心休ませられたりするきっかけの作品になれればなと思います。本日はご来場ありがとうございました」
MC: ありがとうございます。岩瀬さん、お願いします。
岩瀬さん:「はい、本日はお集まりいただきありがとうございます。今作は僕はとても繊細で、人々の心に寄り添った作品だと思っていますので、本当に1回だけじゃなく、何回でも僕は見返してほしいなという思いとともに、クロエとエマ、その2人がやっぱりこう成長していく物語だと思います。それに影響されているシモンも、すっごく僕はなんか素敵な関係性だなと思うので、それぞれの成長にも注目してもらえたらいいなと思っています」
「あと、パフェは飯テロならぬパフェテロなので(笑)、夜見たらお腹空いちゃうかもです。ありがとうございました」
MC: ありがとうございました。そして多部さん、お願いします。
多部さん:「本日はありがとうございました。えっと、この作品の世界観を皆様に見ていただけるのがとても嬉しいですし、ぜひ楽しんで見ていただけたらなと思います。本日はありがとうございました」
MC: ありがとうございます。そして杉咲さん、お願いします。
杉咲さん:「はい、そうですね。あの、クロエさんとエマって、あの、実はあんまりこう仲がいいわけではないんですけど、お互いの主張がぶつかり合ったりとか、まあ口喧嘩をするようなシーンも多々ありつつ。でも、お互いがこう、自分の心の余裕がちょっとできた時に、相手の立場に立って何かを想像してみたり、力になろうとしてみる姿はすごく素敵で」
杉咲さん:「なんかこう、緩やかにつながりながら、人と人って近くにいることができるんだなっていうことを感じさせられるような、あの、癒しをくれるドラマになっていたらいいなと思っています。あとは、今登場したみたいな本当に素敵なパフェがたくさん出てくるので、よかったら皆様もご褒美を用意して、一緒にあの、ドラマを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。今日も来てくださって本当にありがとうございました」
ライターコメント
海野つなみさんの描く世界観に、今泉力哉監督の繊細な演出が加わるだけでも贅沢なのに、そこに多部未華子さんと杉咲花さんという最高の2人が揃うなんて、もう面白くないわけがありませんよね。
画面にすっと一本の芯を通すような多部さんのミステリアスな佇まいと、等身大のリアルさと可憐さを放つ杉咲さんの演技。この2人の絶妙な掛け合いが、岩瀬洋志さんをはじめとするゲストたちが持ち込む現代の「生きづらさ」を、トゲを立てずに優しく解きほぐしていくような安心感があります。
一見重くなりそうな社会的なテーマを扱いながらも、最後にはじんわりと温かい多幸感で包み込んでくれるのが、まさに今泉監督の真骨頂。本日の華やかなイベントの空気感そのままに、今週末から世界へ向けて配信される全5話の物語が、どんな風に私たちの心に届くのか、今から本当に楽しみです。






