上野動物園で暮らすオスの17歳のホッキョクグマ「イコロ」が、大阪市の天王寺動物園へ移動することになりました。天王寺動物園で暮らす「ホウちゃん」との繁殖を目指すもので、10月2日、上野動物園が公式サイトで発表しました。
札幌市円山動物園生まれのイコロ
上野動物園によると、イコロは2008年12月9日生まれ。札幌市円山動物園の出身で、これまで上野動物園で暮らしてきました。発表にあわせて公開された9月22日撮影の写真には、元気な様子のイコロが写っています。

移動は10月下旬~11月中旬予定 馴致トレーニングのうえで
上野動物園によると、移動予定時期は2026年10月下旬~11月中旬ごろとのことです。ただ、輸送ケージに入る馴致トレーニングをおこない、その様子を見ながら移動日を決定するとのことで、詳細は改めて発表される予定です。
展示については、搬出日の前日まで継続される見込みです。ただし、動物の状態やトレーニングの進み具合によって予定が変わる場合があるほか、もう1頭のホッキョクグマと交代での展示となるため、訪れる時間帯によっては見られないこともあるそうです。
希少動物・ホッキョクグマの繁殖に向けて
今回の移動は、日本動物園水族館協会のホッキョクグマ管理計画に基づくもの。上野動物園によると、飼育園館どうしが協力しながら、希少動物であるホッキョクグマの繁殖を進めているといいます。
またイコロの移動後、上野動物園の飼育頭数は1頭となるため、同園では今後、新たなオスの導入を希望しているとのことも明らかにしました。
■上野動物園公式サイト:「ホッキョクグマの『イコロ』を移動します」
ライターコメント
17歳での大きな環境変化は、本人にとっても、見守る飼育員さんたちにとっても簡単なことではないはずです。だからこそ、焦らずトレーニングを重ねながら移動の日を決めるという進め方に、イコロへの思いやりを感じます。新天地・天王寺動物園でも、元気な姿に会える日を楽しみに待ちたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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