「ティファール」ブランドを展開するグループセブ ジャパンは16日、同社が輸入販売したティファールの電気ケトルのうち、2021年10月~2024年7月までに製造された特定の製造ロットに問題があるとして、電源プレートの無償交換を開始すると発表しました。
電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、場合によってはコンセント近辺での発煙や発火に至る可能性があるとしています。
対象は28モデル・60製品で、総数418万台を超える大規模なもので、日本国内での家電リコールとしては異例の規模になります。
発覚の経緯
同社によれば、2024年4月以降、電気ケトルの使用中にコンセント近辺で発煙ないし発火した事故を16件確認したとしています。軽度の火傷者が1人出ていますが、大きな物的被害はないとしています。
原因と対応
電源プラグの破損について、フランスに本社を置くグループセブが関係機関と連携して原因解析を進めた結果、当該電源プラグは日本の法規制や技術基準に適合しており、製造工程での異常も確認されなかったとしています。
同社が事故の再現を試みたところ、電源コード部分を持ってコンセントから引き抜くといった不適切な使用方法により、電源プラグに負担が繰り返しかかることで電源プラグの破損が発生した可能性が高いと推察されるとしています。
同社は、事故が発生していることを非常に重く受け止め、構造の異なる電源プラグを有する電源プレートへの無償交換を広く、迅速に遂行することを最優先に尽力するとしています。
無償交換お申込み窓口
電源プレート無償交換特設ページ https://www.t-fal.co.jp/news/250916-2/
電源プレート無償交換事務局 フリーダイヤル 0120-153-020
受付時間:午前9時~午後6時(土日祝日を含む)
SNS上の反応
ティファールの電気ケトルのうち、2021年10月~2024年7月までに製造された418万5393台について、電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、場合によってはコンセント近辺での発煙や発火に至る可能性があることが確認されたという発表に対し、SNS上ではコメントが相次でいます。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「懸念/不安」の声(38%)
「毎日使ってるティファールの電気ケトルがリコール対象になってた。めんどいけど電気系統は怖いからちゃんと申し込みするかー」
「ティファールの電気ケトルがリコール対象だよってAmazonからお知らせきて焦ったけど、ロット番号確認したら対象外でホッとしてる。発火はこわい😞」
「我が家のティファール、ビンゴでした( ~˙▹. )~」
「ティファールのサイトが重くて繋がらねぇや…」
「毎日コーヒー飲むのに愛用してるので火を噴かれたら困る」
主な「情報共有」の声(35%)
「家のは大丈夫だった ティファールの電気ケトル使ってるフォロワー要チェックやで↓」
「ティファールの電気ケトルリコールだって」
「電源コードを持ってコンセントから引き抜くといった不適切な使用方法が繰り返されると、プラグが破損しやすくなる」
主な「安堵」の声(15%)
「ティファール電気ケトルの電源プレート無償交換に申し込み完了」
「うちのは対象外のロットだった」
主な使い方に対する「不満/批判」の声(7%)
「これの原因、使い方が悪いだろ?メーカーが可哀想」
主な「好意的」な声(5%)
「電気ケトルで迷ったらティファールでしょ。沸騰マジで早い」
まとめ
今回の分析では、ティファールの電気ケトルのうち、2021年10月~2024年7月までに製造された418万5393台について、電源コードの不適切な使用方法によって電源プラグが破損し、場合によってはコンセント近辺での発煙や発火に至る可能性があることが確認されたという発表に対し、多くのユーザーがアマゾンからにのリコール通知で事情を知り、自分の製品が対象かどうか確認している様子がうかがえます。一部のユーザーは公式サイトへのアクセス集中で確認できない状況を報告していました。
ライターコメント
会社側はリコールの原因は、電源コードを持ってコンセントから引き抜くといった不適切な使用方法が繰り返されると、プラグが破損しやすくなることだと説明しており、SNS上では「そもそもそんな使い方をしてる方が悪いのでは…」と指摘する声も多く寄せられていました。