市川市動植物園公式Xより

1歳おめでとう!市川市動植物園のアカテタマリン「サン」の成長と受け継がれる〝ぬいぐるみ〟の絆

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

市川市動植物園でいま、注目を集める小さなおサルさんはパンチくんだけではありません。手足の先がオレンジ色で、まるで手袋をはめているようなかわいさが特徴の「アカテタマリン」です。

3月9日、アカテタマリンの「サン」が1歳の誕生日を迎え、公式Xにはその健やかな姿が投稿されました。

市川市動植物園公式Xより

公式Xより:「今日はアカテタマリンの「サン」の1歳のお誕生日です! 性格は少し慎重派 弟とのプロレス遊びが好き💓最近はビビらずに生きたコオロギを食べれるようになりました」

「赤ちゃん印」を卒業し、たくましく成長中

市川市動植物園公式HPによると、生まれたときはわずか50g。大人になっても550gほどという繊細なアカテタマリンですが、サンはこの一年で劇的な変化を遂げました。

赤ちゃんのころ、口元や額に生えていた「赤ちゃん印」の白い毛は、大人になるにつれ消えていき、今では真っ黒で精悍な顔つきに。慎重派だった性格も、最近では生きたコオロギを物怖じせず食べられるようになるなど、日に日にたくましさを増しているそうです。

しかしコオロギ…すごいですよね。

実は「イクメン」なパパが育てるサルの仲間

アカテタマリンの大きな特徴は、家族全員で子育てをすることだとか。特に父親が積極的に育児に参加する種は、サルの仲間でもごく一部に限られるそうです。

本来、赤ちゃんは授乳時以外はお父さんの背中におんぶされて育つもの。しかし、市川市動植物園にはかつて、その「お父さんの背中」を、ある意外なものが代わりを務めた歴史がありました。

パンチくんの先輩? ぬいぐるみが育てた「トラ」の記憶

実は市川市動植物園で、人工哺育で育てられたおサルさんはニホンザルだけではありません。

2013年に生まれたアカテタマリンの「トラ」も、人工哺育で育てられました。その際、お父さんの温かな背中の代わりに用意されたのが、「カピバラのぬいぐるみ」でした。

市川市動植物園公式HPより

カピバラのぬいぐるみに、ギュッとしがみついて育ったトラ。その姿は、今のパンチくんがオランウータンのぬいぐるみを「ママ」と慕う姿に重なります。

種は違えど、園のスタッフが知恵を絞り、愛情を込めて「命のバトン」を繋いできた伝統が、パンチくんを支えた人工哺育の土台となっているのでしょう。

ライターコメント

10年以上前のアカテタマリンの「トラ」とカピバラのぬいぐるみ。そして今のパンチくんとオランママ。 種は違っても、小さな命が何かにしがみつき、安心を得て育っていく姿は共通していました。ちなみにサンは兄弟でプロレスごっこをするのが好きなんだそうで、ぜひ見に行きたいのですが、市川市動植物園は空前の大混雑なので少し落ち着いてから行こうと思います。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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