女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第3話が1日放送され、ラストに、りんの父・信右衛門(北村一輝さん)が「うっ…」と苦しそうにして口を手で押さえ、そのまま倒れ込んだ展開に多くの視聴者が悲鳴をあげました。
震える虎太郎の手を握らなかったりん
明治15(1882)年、りんが暮らす栃木・那須地域の村でコレラが蔓延。商店街が閑散とするなか、幼なじみで思いを寄せる竹村虎太郎(小林虎之介さん)の母・栄(岩瀬顕子さん)も倒れ、避病院へと運ばれました。
りんは虎太郎を励まそうとして震える彼の手を握ろうとしたが、寸前のところでやめてしまいます。
父親から「論語」を教わるりん
その日、りんは信右衛門から「論語」を教わりました。「子のたまわく、過ちて改めざる。これこそ過ち。人は間違える。だが、過ちに気付いて改めないことこそが過ちである」。
りんは虎太郎の手を握らなかったことを悔やみ、「ただしけど、間違えた気がする」と吐露しました。父は「正しいとは難しいな」と述べ、避病院は噂されるようなひどいだけのところではないとしました。武士から農家に転じた経緯も語り、「戊辰の戦の時、わが藩は新政府軍にくみすると殿はご決断された」ことにより、村は戦火を逃れましたが、「その一方で、殿は、徳川さまのご恩を裏切る己がどうしても許せぬと、密かに一人、腹を召されたのだ」と続けました。
「私はもはや武士ではあるまい」
りんは、その忠義で家老を辞めたのかと尋ねました。それに対して食い気味に「忠義などという言葉は言えるはずもない」と返し、「私はただ、誰かが…負けた者、弱った者の側に立ち、手を差し出せる世でなければさみしい。さみしすぎる。そう思っただけだ」と吐露。そして「そんな私はもはや武士ではあるまい。この手で田畑を耕して、ただ…ただ生きているだけだ」と述べました。
りんは「私は、うれしいです。父上と今、こうしてお話ができて。畑を耕せて学問を教わって」と寄り添いますが、信右衛門は「どうしたらよかったのか正直、今でもわからん。いつか、いつかわかる時が来たらそん時は…そん時は…」と涙を堪えながら、「正しいとは難しいのう」と言いました。りんは「過ちて改めざる。これこそ過ち」という言葉をかみしめ、虎太郎のために煮物を作って家まで届けました。
急展開を迎える物語
そして、物語はラストにかけて、急展開を迎えます。
残り1分を切ったところで、りんに長刀を指導していた信右衛門が「うっ…」と苦しそうにして口を手で押さえ、そのまま倒れ込みました。信右衛門もまた、コレラに感染したと見られます。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
『風、薫る』第3話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から200件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- 期待・好評価 (35%)
- 不安・心配 (30%)
- 戸惑い・違和感 (20%)
- 感動・共感 (10%)
- 批判的意見 (5%)
【分析データ】
調査対象: X上の『風、薫る』第3話に関連するコメント
分析期間: 4月1日8時15分~9時40分
サンプル数: 200件
分析手法: テキストマイニング
【分析結果】
期待・好評価(35%)
不安・心配(30%)
戸惑い・違和感(20%)
感動・共感(10%)
批判的意見(5%)
「北村一輝の演技は…うんめえなやぁ〜」
SNS上のコメントを見ると、コレラ(コロリ)による村の封鎖という緊迫した展開の中、視聴者の最も大きな関心を集めているのが、北村一輝さん(56)演じる父・信右衛門の体調です。劇中で咳き込む姿に「まさかコレラでアウトなのか」「血を吐いたらダメってこれまでの朝ドラで学習している」と、〝理解ある良い父親は早く退場する〟という朝ドラあるあるを危惧し、悲しい展開を心配する声が殺到しています。
一方で、重厚なストーリーや役者陣の演技に対する称賛の声も目立ちます。「北村一輝の演技は…うんめえなやぁ〜」という絶賛に加え、作中の「『過ちて改めざる これこそ過ち』」といった深い台詞に心を打たれ、そのセリフ回しに対して「軽やかに見せて深いと感じた」と評価する声も多数見られました。
前作『ばけばけ』の路線からの切り替えに「ばけばけとの温度差が激しすぎる」と戸惑う声や、本格的な栃木弁に「何言ってるか分からん」という意見もありますが、研ナオコさん(72)の落ち着いたナレーションも含め、シリアスで引き込まれる世界観に多くの視聴者が釘付けになっているようです。
ライターコメント
第3話のラスト、まさか信右衛門さんまで倒れてしまうとは驚きました。SNSで「理解ある良いお父さんほど早く退場してしまう」という朝ドラの法則を恐れる視聴者の皆さんの声があふれていましたが、本当にハラハラさせられる展開ですね。
次回第4話では、信右衛門が病に伏し、りんちゃんは看病してくれる人を雇おうと奔走します。一方、見合い話を進めていた母・美津さん(水野美紀さん)と妹・安ちゃん(早坂美海さん)は村の封鎖によって帰宅できず、村境で元家臣の中村さん(小林隆さん)からある事実を聞かされることに。過酷な試練に直面する水嶋家から、明日も目が離せません!






