桂浜水族館公式Xより

「甘えた考えは捨てろ」 桂浜水族館の公式Xが放つ、荒天時の〝煽り〟と〝愛〟に3.5万いいね

By - emogram編集部・ゆんち
ローカル

高知県にある創業95年を迎えた〝新〟名所、桂浜水族館。公式キャラクターのおとどちゃんが放つ、エッジの効いた公式Xの投稿でファンを楽しませてくれる「ハマスイ」こと桂浜水族館ですが、先日日本列島を襲った暴風雨の際、公式Xでは「宣戦布告」とも取れる過激な(?)お知らせが届きました。標的になったのは、風で落ちてきた大量の「松ぼっくり」です。

「水族館は静かに魚を見る場所」という甘えは捨てろ

4月4日、強風が吹き荒れる中、公式マスコットキャラクターのおとどちゃんは公式Xで、驚きの警告を発信しました。

おとどちゃん:「本日、強い風雨により、殺ぼっくり(殺傷能力の高い松ぼっくり)と松葉が屋外エリアで狂気乱舞しております」

桂浜水族館公式Xより

相変わらずの強烈な言葉選び!!投稿は続きます。

おとどちゃん:「人間の皆様は、『水族館は静かに魚を鑑賞する場所』などという甘えた考えは捨てて、自然の攻撃を上手に避けながらスプラッシュ課金地獄をお楽しみください!」

「殺ぼっくり」というパワーワード。そして「スプラッシュ課金地獄」…。自然の猛威を前にしても、ハマスイ(桂浜水族館)は一切の妥協を許しません。

「地獄の門」が開くまでの大掃除

あまりの「殺ぼっくり」(松ぼっくり)の多さに、安全を確保するため、翌日はスタッフ総出での清掃作業が行われることに。それに伴う開館時間の変更アナウンスも、期待を裏切らないキレ味でした。

おとどちゃん:「【お知らせ】明日は、スタッフ総出で殺ぼっくりの屍を回収清掃するため、10時開館となります。人間の皆様は、『水族館がいつも定刻通りに営業を開始する』という甘えた思想は捨てて、地獄の門が開くまで楽しみにお待ちください!」

もはや営業開始ではなく、「地獄の門の開門待ち」。さらに、スタッフ全員を「屍(しかばね)の回収班」とも表現!現場の過酷さを、ユーモア混じりで自虐表現するおとどちゃんに泣けてきます…。

1時間半に及ぶ死闘の結果

翌朝、スタッフの皆さんが腰を痛めながら(!?)懸命に清掃に励んだ結果、平和が取り戻されました。

おとどちゃん:「1時間半かけて清掃した結果、本日の収穫は26ぼっくりでした!!!!」

1時間半で「26ぼっくり」。投稿された写真をみると、大きな袋26個分の屍…いや、松ぼっくりを片付けた達成感が伝わってきます。

さらに、スタッフ駐車場も悲惨なことになっていたようで…。

おとどちゃん:「職員専用駐車場に殺ぼっくりがいっぱい散らばってる。令和のマキビシがこれってわけ」

桂浜水族館公式Xより

確かに落ちた松ぼっくり、忍者の武器「マキビシ」のようですよね。これらの投稿に全国のファンから、多くの「いいね」が寄せられました。

ライターコメント

「殺ぼっくり」に「地獄の門」。不運な暴風雨すら、言葉の力で「今しか体験できないアトラクション」に変えてしまうおとどちゃんの言葉のセンスに、広報の真髄を見た気がします。でも、笑いの裏側ではスタッフの皆さんが、来園者が怪我をしないように一生懸命掃除をしてくれたんですよね。そんな「愛」があるからこそ、私たちはこの「地獄の門」をくぐりたくなってしまうのかもしれません。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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