女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第18話が22日放送され、直美の恋人・自称「海軍中尉」の小日向栄介(藤原季節さん)の「素顔」がやはり詐欺師だったことが明らかになり、SNSでも大きな話題となりました。
飛んできた紙で折られた「とんび」
この日の放送では、りんが考えごとをしながら険しい顔で街を歩いていると、紙で折られた「とんび」が飛んできました。それを手に取ったりんが振り返ると、シマケン(佐野晶哉さん)が団子屋の縁台に腰かけ休んでいました。
「シマケンさん!」と驚くりんに、シマケンは「すみません、同じものを」と店員に注文。「正体不明の男だけど、団子くらいはご馳走できます」と声をかけました。りんは感謝しながら、「一体、今日は何を?」と質問。シマケンは「まともなふりしてくたびれたから、一とんびしてたところ」と答えました。
シマケンに困惑するりん
りんは「一とんび?」。シマケンはうなずき、「ワンホースパワーは、日本語で一馬力。一秒間につき、どれくらいの重さのものを動かせるかを馬を使って表した単位。あ、蒸気機関車などで使われる」と説明し、「じゃあ一とんびは、とんびを飛ばす距離」というりんに「違う」と返し、「一つとんびを飛ばす程度に、もやもやが晴れること」と説明しました。
それに対して、りんは困惑。シマケンは「僕が作った言葉。とんびを飛ばすと少し気持ちがすっきりするでしょ? ま、何の解決にもならないけど」とうれしそうに笑いました。りんはシマケンのとんびを借り、「私、折り紙、得意なんです。多分これをこうして…こうすれば…二とんびくらい飛ばせます」と言って飛ばしました。思いのほか遠くに飛んだとんびにシマケンは「おお!」と感動しました。
シマケンに悩みを相談するりん
その後、2人は並んで団子を食べ、りんは悩みをシマケンに相談しました。りんは大山捨松(多部未華子さん)にトレインドナースにならないかと誘われ、その仕事に興味を持っていましたが、母・美津(水野美紀さん)から猛反対されています。
シマケンは「つまりナースになるのを反対する母親を説得できれば悩みは解決する話? 解決策が欲しい?」と質問。「うーん」と考えるりんに「違うみたいだね」と確認しました。りんは「私自身が迷ってるんですね。母が言うとおり、私がナースになれば家族もみんな白い目にさらされて…」と吐露。するとシマケンは、自らの子供のころの話をしました。
他の女性と親しげな雰囲気の小日向
一方、小日向と結婚して自分の人生を変えることを決めた直美は、ウソの帳尻を合わせるため、出身地と定めた街を歩き回っていました。すると、和服に丸メガネの小日向が、知らない裕福そうな女性と腕を絡めて親しげに話しているのを目撃しました。どうして最近会ってくれないのかという女性に、「今、金になりそうな仕事があるんだよ」と説明する小日向は、女性から「欣二」と呼ばれていました。他の女と会っているのだろうと疑われていましたが、小日向はそんなことあるはずないと否定。彼の生活の面倒は彼女がすべてみているようでした。
直美が「今日はお休みですか?」と詰め寄ると、2人は場所を移動。小日向は直美がウソをついていることを見抜いており、自分が詐欺師だと認めたうえでウソのつき方をアドバイスするなど開き直りました。鹿鳴館に入るために直美を利用したという小日向は、「中に入って、金持ちで暇な華族のおばさまでも何人か見つけたらしばらく食いつなげる」と言い、「警察呼ぶなら、俺もあんたのこと話すよ。俺は慣れてるから構わねぇ。親はガキのころ死んで困る奴もいねぇ」と居直りました。
本当の名は「寛太」
直美は、小日向のようなクズがいるから、親がいない子が見下されるのだと激怒。小日向は「直美さんも親いないの? それで鹿鳴館のメイドに…。頑張ったね」と見下し、自分の本当の名は「寛太」だと教え、直美の本名を尋ねました。孤児で教会の前に捨てられた直美は自分の本当の名前も親の顔も知りません。寛太は「せっかく鹿鳴館に潜り込んだんだ。次はどっかの華族の坊ちゃんでもつかまえな」と言って去っていきました。悔しさと悲しさでいっぱいになった直美の目から自然と涙がこぼれました。
その後、直美は鹿鳴館へ向かい、自分をメイドにしてくれた捨松に旗本の娘だとウソをついていたことを謝り、メイドを辞めさせてほしいと申し出ました。捨松は「それは今更ですわ」と戸惑い、理由を聞きました。直美は「どれだけ着飾って、自分を偽っても、しょせん私は、ほかの人にはなれないって、嫌ってほど分かったんです」と答え、「でも私に戻っても何もない。そのこともよくわかりました」と続けました。
何者かに連れ去られた環
一方、その日の夜、美津たちが目を離した隙に、環が何者かにさらわれてしまいました。そして、この日の放送はそこで終了しました。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
『風、薫る』第18話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から200件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- 演技・演出への評価 (45%)
- 期待・ワクワク (45%)
- 批判的な意見 (10%)
【分析データ】
調査対象: X上の『風、薫る』第18話に関連するコメント
分析期間: 4月22日8時15分~11時00分
サンプル数: 200件
分析手法: テキストマイニング
【分析結果】
演技・演出への評価(45%)
期待・ワクワク(45%)
批判的な意見(10%)
「さすが藤原季節としか言いようがない」
SNS上のコメントを見ると、小日向中尉の正体がやはり詐欺師だったことに対して「やっぱり詐欺師だった」と納得する反応が数多く寄せられました。このほか、俳優陣の演技に対する称賛の声も多く、「さすが藤原季節としか言いようがない」というコメントや、結婚詐欺に遭った直美に対しても「自分を思い知らされた直美の涙がまっすぐで強さがあって美しかったなぁ」という共感が集まっています。シマケンの「一馬力ならぬ一鳶」という独特の励ましに支持の声も。
なかには「すべての展開が急で雑過ぎる」といった厳しい意見もありますが、賛否を巻き起こしつつ、今後の波乱の展開に注目が集まっています。
ライターコメント
シマケンの「一とんび」という言葉にほっこりしたのも束の間、一気に突き落とされるような怒涛の急展開でしたね。藤原季節さん演じる小日向(寛太)の開き直ったクズっぷりが見事だったからこそ、上坂樹里さん演じる直美の絶望と涙がより一層美しく、胸に迫るものがありました。メイドを辞めると決意した直美の今後はどうなるのか。そして何より、ラストで連れ去られてしまった環ちゃんの安否が心配すぎます…。息つく暇もない明日の放送が待ちきれません。






