市川市動植物園(千葉県)で人気のニホンザル「パンチくん」。最近、SNSなどで「パンチくんが怪我をしているのではないか?」と心配する声がありましたが、公式Xから「飼育員が触診などで入念に確認し、獣医も問題ないとの見解です。皆様どうぞお静かにお見守りください」という報告があり、ファンも胸をなでおろしたばかりです。そんなパンチくんは、きょうも元気にサル山で過ごしているようです。
怒られても「ケロッ」と復活。パンチくん最大の武器
サル山という厳しい社会の中で、大人のサルたちに混ざって生活しているパンチくん。母ザルの育児放棄により、飼育員によって人工哺育で育てられたパンチくんは、今年に入ってから群れ入りにチャレンジしてきました。その過程で、ときには体の大きなサルから怒られたり、振り回されたりすることもあります。
しかしパンチくん、普通ならシュンとしてしまいそうな場面でも、驚くほどタフなのです。怒られた直後でも、少しすると「ケロッ」と気持ちを切り替えて、また元気にサル山を駆け回り、無邪気に遊び始めます。
この「立ち直りの速さ」と「メンタルの強さ」こそが、パンチくんが厳しいサル社会をたくましく生き抜いている最大の武器であり、多くの人を惹きつける魅力でもあります。

専門家は否定するかも? 安永課長が語る「タフさのルーツ」
では、このパンチくんの驚異的なメンタルの強さは、一体どこから来ているのでしょうか。市川市動植物園の安永崇課長は、パンチくんのたくましい姿について、このように振り返りました。
安永課長:「ニホンザルの専門家が聞いたら『そんなことあるわけない』と笑われてしまうかもしれませんが…パンチのタフで切り替えの早いところは、育ての親である飼育員2人に似たんじゃないかと思っています」
パンチくんは生後間もなく母ザルから離れ、2人の担当飼育員による「人工哺育」で大切に育てられました。 血は繋がっていなくても、親代わりとして育ててきた飼育員たちの「前向きでタフな明るさ」のDNAが、しっかりとパンチくんに受け継がれているのかもしれない。
安永課長のそんな愛情あふれる言葉に、思わず胸が熱くなりました。
私たち人間も、少し見習いたくなるようなパンチくんの「切り替えの早さ」。これからも、〝育ての親譲り〟のタフなメンタルでサル山を生き抜く姿を、少し離れた場所から、静かに、そして温かく見守っていきたいと思います。
ライターコメント
パンチくんがかわいくて、ちょっとしたことでもつい心配になってしまいますよね。パンチくんのそばにいる育ての親である飼育員の2人をはじめ、獣医師さんなど心強いプロフェッショナルがついているので、安心して市川市動植物園の皆さんにお任せしたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。






