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東大生を育てたおかん(第2弾・②)夫婦フルタイムの多忙な日々でも捻出した家族の時間

By - emogram編集部・ゆんち
ライフ

変則勤務のある職場でフルタイムで働き、次男が小学校5年生になるタイミングで非常勤に切り替えて仕事を続けたあじさいさん。その次男は、見事、東京大学に現役で合格を果たしました。東大へと子供を送り出した保護者へのインタビューから、これからの時代の子育てのヒントを探る連載『東大生を育てたおかん』。第2弾(全9回)の第2回となる今回は、あじさいさんが多忙な中でも子育てを両立できた背景に迫ります。そこには、育児に積極的に参加した夫と、実母の存在という「チーム育児」の強力な支えがありました。

多忙だった夫も積極的に育児参加

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次男が小学校5年生に進級するまで、フルタイムで働いていたあじさいさん。夜勤などの変則勤務も日常的にあったそうです。そんな激務のあじさいさんを支えたのが、夫の存在でした。

あじさいさん:「私が変則勤務だった一方、主人は変則勤務はなかったので育児に関わる時間がかなりありました。主人の仕事も多忙だったのですが、どうにも預け先がないときは、自分の職場に長男と次男を連れて出勤することもあったようです」

今でこそ「イクメン」という言葉が世間に定着していますが、ひと昔前、しかも自身も多忙を極める中で、主体的に育児に参加したという夫。夏休みの長期休暇中など、預け先がないときは子供たちは父親の職場に行き、本やドリルを持たされて職場で過ごしていたそうです。

あじさいさん:「当時は子供たちも不満を言うこともなく、ついて行っていました。今、そのときのことを振り返ると『あのとき、実は退屈だったんだよね』なんて笑いながら話していますが、退屈なのに文句を言わなかったんだと思うと胸が熱くなります。そして、仕事もそこそこに引き上げて1日子供たちと一緒に過ごしてくれた主人には、本当に感謝しています」

夫のサポートは休日だけにとどまりません。平日の夜、あじさいさんが夜勤などで不在のときも、子供たちの枕元にはいつもお父さんの姿がありました。

あじさいさん:「主人が寝る前によく、子供たちに絵本の読み聞かせをしてくれていたんです。特別な英才教育は一切していませんが、家族みんなでたくさんの時間を一緒に過ごすことだけは、自然とできていたように思います」

自宅の最寄り沿線に住む、実母(おばあちゃん)という心強い存在

夫婦フルタイムの激務を乗り越えるため、あじさいさんの家庭では夫だけでなく、もう一人の頼もしいキーパーソンがチームに加わっていました。それが、自宅の最寄り駅の沿線に住んでいた、あじさいさんの実母(次男のおばあちゃん)です。

あじさいさん:「私の母にも、だいぶ助けてもらいましたね。私が急に対応できないときには、度々お願いして来てもらっていました」

どれだけ夫婦でやりくりをしても、どうしても仕事の急な対応や、お互いのスケジュールが埋まってしまう瞬間は訪れるもの。そんなとき、いつでも駆けつけてくれるおばあちゃんの存在は、あじさいさんご夫婦にとっても、そして子供たちにとっても、「安心の砦」になっていました。

「仕事が休みの日は保育園を休ませたことも」あじさいさん自身の強い想い

夫や実母の手を借りながら激務をこなしていたあじさいさんですが、もちろんあじさいさん自身も、子供たちと過ごす時間を大切にしていました。

変則勤務だったため、平日が休みのこともあったそうですが、そんなときは、子供が通う保育園をあえて休ませ、丸一日一緒に過ごしたといいます。

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あじさいさん:「子供とはあまり一緒にいられる時間がなかったので、自分が休みのときぐらいは少しでも一緒にいられたらと思ったんです」

夫婦でフルタイム勤務という多忙な毎日の中でも、父が職場に連れて行って見ていたこと、おばあちゃんが駆けつけてくれたこと、そしてお母さんが休みの日に保育園を休ませて一緒に過ごしたこと。

どんなに忙しくても、知恵を絞り、家族それぞれがお互いを補い合って子供たちを育てたあじさいさん。目には見えない温かな愛情の積み重ねが、子供たちの心のなかに強固な土台を作ったのかもしれません。「土台」があるからこそ、子供たちはのびのびと、自分の力で羽ばたくことができたのではないでしょうか。(3に続く

【お役立ちデータ】『科学的根拠(エビデンス)で子育て』(中室牧子著、ダイヤモンド社) 37万部のベストセラー『「学力」の経済学』の著者が、信頼性の高い世界的な論文から知見を厳選した子育てバイブルです。学校の成績だけでなく、「卒業後の人生の本番で本当に役に立つ教育とは何か」を科学的なデータ(エビデンス)を基に解き明かします。将来の収入を左右する非認知能力の伸ばし方や、勉強が苦手な子へのアプローチなど、大人の思い込みを覆す最新科学の答えが満載です。今回の連載テーマでもある「親が子育てに割くべき時間」をはじめ、周囲のサポートや祖父母が子育てに与える影響など、多忙な現代の親が直面するリアルな疑問に明快な根拠を示しています。経験談や主観に偏りがちな子育てに客観的な視点を与え、肩の力を抜いて子供と向き合うヒントをくれる一冊です。

ライターコメント

「仕事と育児の両立」に多くの親が悩む現代。あじさいさんの家庭の、父、母、そしておばあちゃんまでがスクラムを組んだ「全員野球」の育児は、素晴らしいお手本です。どんなに忙しくても、家族みんなで子供たちを見守ったことで、子供たちも安心して過ごすことができたのではないでしょうか。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

東大生を育てたおかん(第2弾)

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