大森駅前、看板はかなり控えめ。ネオンが賑やかに並ぶ通りでもなく、どちらかというとひっそりとした一角にオープンした「壺ホルモン たまき」。
扉を開けると、まず落ち着いたトーンの照明が目に入ります。

カウンターと個室、両方の距離感が用意されていて、賑やかに囲んで飲みたい日も、一人でじっくり味わいたい日も、その日の気分で選べますよ。日本酒は女将さんが料理との相性を考えて選んでいて、時期によって銘柄も入れ替わります。焼肉やホルモンに合わせてゆっくり楽しめるラインナップで、ビールやハイボールも揃っているので、その日の気分で選べます。
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(#98)

手間のかけ方が透けて見えるラインナップ
瞬間燻製のユッケは、口に運んだ瞬間にふわっと香りの余韻が広がります。食感はなめらかで、燻製の香ばしさと生肉のコクが重なり合う、手間のかかった一皿だとわかる仕上がりです。

そして名物の「壺ホルモン」。いろんな部位のホルモンを壺でしっかり味を絡めてから焼く、この工程が美味しさのポイント。

「壺ホルモン(純味|ごま油+塩)」は、素材そのものの旨みと食感で勝負するタイプ。ごま油の香りがふわっと立ちつつ、塩の旨みがしっかり効いていて、部位ごとの食感の違いがそのまま楽しめます。

「壺ホルモン(特製旨辛たれ)」は一転して後を引くタイプで、痺れと旨みが同時に押し寄せてきて、クセになる美味しさです。
冷やしピーマンは箸休めとしてちょうどよく、シャキッとした食感と冷たさが心地いいアクセントになっていますよ。

レバテキは臭みが一切なく、レア気味の火入れでもとろける食感。お好みでごま油や塩を合わせて、お酒のアテにもぴったり。

余韻をコーヒーで整えてくれる締めくくり
最後に運ばれてきたコーヒーは、香ばしい肉料理を食べた後の口の中をすっと整えてくれる味わいで、食事の余韻を心地よく締めくくってくれました。焼き台の熱気だけで終わらせず、最後まで満足度を設計しているところに、この店の丁寧さを感じます。

日本酒の選び方にも、ホルモンの下ごしらえにも、女将さんの目が行き届いているのがわかります。大森に来た際は、ふらっと立ち寄ってみてほしいお店です。ごちそうさまでした!
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