女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)。第23週(111話~115話)は、戦地からの虎太郎(小林虎之介さん)の帰還から始まり、3年の月日を経た母・美津(水野美紀さん)との別れ、立ちはだかる貧困の現実、そしてシマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)との衝撃の再会まで、息つく暇もない濃密なドラマが描かれました。X(旧Twitter)で「美津さん」「セツさん」「シマケン」などのワードが連日トレンド入りするなど大きな反響を呼んだ1週間を振り返りつつ、次週のあらすじもご紹介します。
第111話〜第115話振り返り
| 第111話:虎太郎の帰還と引き継がれる「看護婦の未来」 |
| 日清戦争に志願した虎太郎が、心に深い傷を負って帰国しました。失意の中で「人の生き死にはくじ引きみたいなもんだ」と語る虎太郎を、りんは「優しい虎太郎のまんま。おかえり」と温かく迎え入れます。一方、恵風看護婦会には大山捨松(多部未華子さん)が訪れ、「これからの看護婦を、貴女たちに託します」と、直美とりんに看護の未来を託しました。 |
| 第112話:3年後の変化…母・美津との別れと不穏な噂 |
| 時は明治32年へ。りんの娘・環(瀧七海さん)は女学校の最上級生へと成長し、仏壇には3カ月前に安らかに息を引き取った母・美津の位牌が置かれていました。恵風看護婦会が忙しい日々を送る中、世間では知識を持たない者が法外な金額を請求する「悪徳派出看護」の噂が広まり始め、りんと直美は記者から不穏な質問を受けることになります。 |
| 第113話:悪徳業者の影と頼もしい同志・しのぶの復帰 |
| 派出看護の悪い噂を耳にした同期の織田しのぶ(木越明さん)からの知らせを受け、直美とりんは実態調査へ。そこで寛太(藤原季節さん)と再会します。悪徳事業者が続出している事態を重く見た直美とりんは内務省の柳生(中村倫也さん)に調査を依頼。そんな中、看護への熱い思いを捨てきれないしのぶが「だって私、看護婦だもの」と恵風会への復帰を志願し、心強い仲間が戻ってきました。 |
| 第114話:立ちはだかる「貧困の現実」とセツとの再会 |
| 直美とりんは、かつて救った元女郎のセツ(村上穂乃佳さん)が寛太の下で無資格の派出看護を行っていることを知ります。「学がない貧しい女が1人で生きていく術がない」という寛太の言葉に、看護の理想と貧困の現実を突きつけられ言葉を失う直美たち。セツに正しい看護を教えようとするりんですが、突如、セツから急患の知らせが飛び込んできます。 |
| 第115話:セツの新たな一歩と、シマケンとの衝撃の再会 |
| 急患への適切な処置を通して命に関わる看護の重圧に怯えるセツに、しのぶが自身の経験から力強い言葉をかけます。直美たちの思いを受け止めたセツは、文字や正しい看護知識を学ぶため恵風会に身を置くことを決意しました。一方、だんご屋「田之上屋」には、甥を連れて東京に戻ってきたシマケンの姿が。環に連れられ、シマケンがりんに深々と頭を下げる劇的な再会でこの週は幕を閉じました。 |
第24週「環」(第116話~120話)あらすじ
りんと環は久しぶりにシマケンと再会を果たします。シマケンの存在は、女学校卒業を控え、進路に悩む環にとっても大きなものでした。看護婦という仕事に興味を持った環は、りんの派出看護の現場を見学することになり、母が働く姿を目の当たりにします。そんなある日、恵風看護婦会に「ある男」が訪ねてきて…。
ライターコメント
第23週は、時代が大きく動く中で、登場人物たちの「覚悟」と「再出発」が胸を打つ1週間でした。3年の月日が流れ、りんを温かく見守り続けた母・美津さんがお位牌になっていたことには驚きと寂しさを感じましたが、しのぶさんの力強い現場復帰や、セツさんが自立に向けて新たな一歩を踏み出した姿に目頭が熱くなりました。そして何と言っても、ラストのシマケンの帰還。長い月日を経て再会したりんとシマケンの2人の時間が再びどう動き出すのか、そして進路に悩む環がどんな決断を下すのか。来週の展開からも目が離せません。