女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第112話が1日放送されました。この日の放送では、武家に生まれ、明治という大きな変化の時代の中で、娘のりんが看護の道へ進むことを受け入れ、孫の成長まで見届けたりんの母・美津(水野美紀さん)が明治32(1899)年、娘たちに囲まれて最期を迎えた展開に「美津さん」というワードがX(旧Twitter)でトレンド入りするなど、大きな話題になりました。
「立派に孫を女学校に入れましたよ」と夫に報告する美津
明治29年(1896年)4月、りんの娘・環(瀧七海さん)が女学校に入学しました。美津は夫・信右衛門(北村一輝さん)の遺影に手を合わせ、「私たちの自慢の娘は、立派に孫を女学校に入れましたよ」と報告します。
その言葉に涙ぐむりん。風が吹き抜ける居間で、美津は「思いがけぬ道を歩みましたが…私は幸せ者です」と静かに微笑みました。
仏壇には美津の位牌
明治32年、環が女学校に入学してから3年の月日が流れていました。
一ノ瀬家の居間では、最上級生となった環をりんが送り出し、直美は息子・明(小川明さん)の服を繕っていました。そして、仏壇には、3カ月前に大切な家族に囲まれて幸せな最期を迎えた美津の位牌が納められていました。
派出看護会の成長を眩しそうに見つめるしのぶ
直美が経営する恵風看護婦会では、増え続ける依頼に直美やりんが追われていました。そこへ、4歳の息子・茂を連れた、りんと直美の同期の織田しのぶ(木越明さん)が訪ねてきます。子育てと両立しながら精力的に事務をこなす直美の姿に、しのぶは羨望の眼差しを向け、かつて共に立ち上げた派出看護会の成長を眩しそうに見つめます。
一ノ瀬家では、夕飯の支度を手伝う環に、りんが「お母さん、環がやりたいこと何でも応援するから」と温かく声をかけます。女学校の友人たちがお見合いや将来の結婚の話題で持ちきりになるなか、環は自分の進むべき道にひとり思いを巡らせました。
記者から不穏な質問を受ける二人
ある日の女学校の帰り道、環は、記者に囲まれ取材を受ける母の姿を目撃します。恵風看護婦会の「看板看護婦」となったりんは、ひとりの記者から不穏な質問を受けます。
「近頃、何の知識もない人を看護婦と称して派出したり、法外な金額を請求するところもあると。こうしたことはどう考えていますか?」。りんに代わり、直美が「そういった話は、まだ噂に過ぎません。ですが、派出看護会が増えているのは事実です。私たちも各地でどういった看護が行われているのか、注視して参ります」と冷静に受け答えしました。
SNS「まさかお位牌になっているとは」と驚きの声も
『風、薫る』の第112話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
先週の吾郎さん(甲斐翔真さん)に続き、りんを温かく見守り続けてくれた母・美津さんの突然の死。3年という時間経過でお位牌の姿になっていたことには驚きましたが、「私は幸せ者です」という最期の言葉に、彼女の愛情深く芯の強い生き様が凝縮されていました。水野美紀さんの素晴らしい演技に心から拍手を送りたいです。一方で、すっかり大人の女性へと成長した環の進路や、派出看護会を取り巻く不穏な噂など、新たな波乱の予感も。激動の時代の中で、母から娘へ、そして孫へと受け継がれていく想いがどのように交錯していくのでしょうか。明日以降の展開からも目が離せません。
『風、薫る』過去記事
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