国の特別天然記念物でもあるオオサンショウウオを飼育する広島市安佐動物公園で、3年ぶりとなる産卵がありました。同園の公式Xでは、産卵の報告に続き、卵の成長の様子も発信されています。
3年ぶりの産卵、卵の一部を公開
広島市安佐動物公園の公式Xによると、産卵は9月16日、オオサンショウウオ保護増殖施設(非公開)であったそうです。
オオサンショウウオの産卵は、同園では3年ぶり。現在、三井のリハウスぴーちくパーク内にある『どうぶつ子育ての家』で卵の一部を展示しているそうです。

神秘的な卵の姿を間近で見られる貴重な機会になっています。
丸い卵から「尾芽胚」へ 少しずつ変わる姿
産卵から15日が経過した10月2日には、公式Xで卵の変化について、「産卵から10日ほどは丸い卵でしたが、今は『尾芽胚』という段階です」という報告がありました。
公式Xによると、「尾芽胚」という段階では、少しずつ体の形ができ、頭や尾になる部分も見えてきているそうです。「ヌシのハッパくんもしっかりとお世話を続けています」とのこと。

写真からは、小さな卵の中で、命がゆっくりと形を作っていく様子がうかがえます。
広島市安佐動物公園は、開園以来50年以上にわたってオオサンショウウオの調査を続けてきました。今回の産卵も、そうして積み重ねてきた年月の先にある出来事といえそうです。
■広島市安佐動物公園公式X:オオサンショウウオの卵
ライターコメント
丸かった卵の中に、少しずつ頭や尾の部分が見えてくる「尾芽胚」という言葉を初めて知りました。普段なかなか目にすることのないオオサンショウウオの卵が、こうして展示という形で間近で見られるのも嬉しいですね。50年以上続く調査の歴史の中で迎えた3年ぶりの産卵、この先どんな姿に育っていくのか、見守っていきたいと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
広島市安佐動物公園
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