福井県にある鯖江市西山動物園では、10月7日から「ライト」と「かのこ」の双子の赤ちゃんの一般公開が始まり、注目が集まっています。そんななか、もう一組の双子、「アケビ」の赤ちゃんたちも、屋外での練習に励んでいるようです。公式Xでは、その練習中のひとコマが動画とともに公開されました。
初めての高台に、2頭そろって
少し前までは、巣箱の入り口から2頭並んで顔をのぞかせていた双子。それが今では、屋外の高台にまで登れるようになりました。
公式Xでは、初めて高台に登った2頭の様子を「楽しそうに遊ぶ赤ちゃんたち」と紹介しています。

ところが、ここでちょっとした「事件」が起こります。
「もう帰るよ」に、ついていかなかった1頭
遊ぶ双子に、お母さんのアケビが「もう帰るよ」とでも言いたげに促すと、1頭は素直にお母さんのあとについて寝室へ。ところが、もう1頭はまだまだ遊び足りない様子で、高台から動こうとしません。そんなわが子を前に、公式Xは「お母さんは困っていました」とつづっています。
公園で「もう帰るよ」と言われて、すぐに帰る子と、まだ遊びたくて動かない子。人間の子どもでもよく見かける光景が、レッサーパンダの親子にもあったようです。
1頭になって、気づいたこと
まだ遊びたかったのか、高台に残った1頭でしたが、しばらくすると、お母さんがいないことに気づいて鳴き始めました。しかも、登ったはいいものの、今度は高台からの降り方がわかりません。
困った様子でしばらく迷っていたものの、最後はなんとか自分の力で降りることができたそうです。
寝室で待っていたのは

ひとりで降りてきた仔を待っていたのは、ほっとする光景でした。公式Xは、この小さな冒険の結末を「寝室では、お母さんときょうだいがお出迎えして待っていました」と伝えています。
遊びの楽しさと、ひとりになる心細さと、自分でできた達成感。初めての高台は、そのすべてを一度に味わう時間になったのかもしれません。

■鯖江市西山動物園公式Xより:アケビの仔たちの動画
ライターコメント
お母さんがいないと気づいて鳴き出したと聞いて、まるで人間の子供のようだなあと思ってしまいました。それでも降り方を自分で見つけて、ちゃんと戻ってきたなんてさすがレッサーパンダの仔。寝室でお出迎えしてくれたお母さんときょうだいの元にたどり着いたとき、きっとほっとしたことでしょう。「まだ遊びたい」も「ひとりで降りられた」も、どちらも成長のひとコマだと思います。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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