宝塚大劇場

宝塚宙組「海ゆかば」歌唱シーン取りやめ SNS「白けた気持ちになる」

By - emogram編集部
喜怒哀楽

宝塚歌劇団は24日、本拠地の宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で26日まで上演中の宙組公演のショー「BAYSIDE STAR」(作・演出=齋藤吉正)で、トップスターの桜木みなとさんが「海ゆかば」をソロ歌唱するシーンについて、24日から歌唱を取りやめると発表しました。

歌劇団は「さまざまなご意見をちょうだいしている」としています。11月22日に初日を迎える東京公演からは、別の曲に差し替えます。

荘厳な雰囲気で独唱する場面で使用

「BAYSIDE STAR」は港町をテーマにしたショーで、海にまつわる曲などが使われています。「海ゆかば」は「神戸」をイメージしたシーンで、大階段で黒燕尾姿の男役たちを率いた桜木さんが、荘厳な雰囲気で独唱する場面で使用されていました。

SNS上の反応

宝塚歌劇団の「宙組」が「海ゆかば」の歌唱シーンを取りやめることについて、SNSではコメントの投稿が相次ぎました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「肯定的」な声(75%)

「その時にあった歌を使うのもいいと思う」

「歴史上のものとして割り切りながら向き合うべき」

「歴史の一つと捉えて行けばいい」

主な「中立的」な声(15%)

「使用を取りやめる必要は全くない」

「一つの『正しさ』で制限しないほうがいい」

「役割や効果がほぼ終わった」

主な「否定的」な声(10%)

「深みがないものばかりになる」

「白けた気持ちになる」

「言論や文化統制でしかない」

まとめ

今回の分析では、宝塚歌劇団の「宙組」が「海ゆかば」の歌唱シーンを取りやめることについて、「軍歌はエンターテインメントにふさわしくない」と指摘する声もありました。

ライターコメント

「海ゆかば」は1937年(昭和12年)、信時潔によって作曲されました。歌詞は万葉集にある奈良時代の歌人、大伴家持の長歌の一節。戦時中は大本営の戦果発表に使われたほか戦没者の遺骨を迎える際に流されるなど、「鎮魂歌」として使われた経緯があります。SNSでは「曲の意味が分かっているのか」と取りやめることを疑問視する意見もありました。

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