漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」が12月21日夜6:30~ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで生放送され、コンビ結成9年目にして初めて決勝に進んだ「たくろう」が史上最多1万1521組の頂点に立ち、21代目王者の称号と賞金1000万円を手にしました。
2人は2018年に準決勝に進出して以来、7年の歳月をかけて決勝の舞台に立った〝苦労人〟。決勝1本目のネタでは「861点」の高得点で2位につけ、最終決戦のネタでも、赤木裕さん(34)さんの〝挙動不審〟キャラとアドリブ感あるボケが冴え渡り、審査員9人中8人の票を獲得して悲願の優勝を勝ち取りました。
秀逸例えに喝采「日本中のイルカが…」
今年も漫才師たちの熱い戦いが繰り広げられた大会で、初審査員を務めたフットボールアワー・後藤輝基さん(51)の〝ある発言〟がSNSを中心に脚光を浴びています。
敗者復活戦から勝ち上がり、3番手で登場した「カナメストーン」のネタについて後藤さんは、ツッコミ担当の零士さん(39)の〝ハイトーンボイス〟に注目し「声が高すぎた」と指摘した上で「日本中のイルカがこっち向いてると思うで」と秀逸な例えを披露。この一言に、Xでは「漫才よりおもしろい」「後藤さんが優勝」など、称賛の声が相次ぎました。
真空ジェシカ「イルカと比べたら…」
今回、5年連続で決勝に進出したお笑いコンビ「真空ジェシカ」は、優勝への期待がかかる中、制限時間4分のうち、漫才の〝つかみ〟だけで30秒使うという持ち前の「異端さ」を発揮。「844点」の高得点ながら、8番手で登場した「ドンデコルテ」に1点及ばず、惜しくも4位という結果に終わりました。
大会前にファイナリスト9組が集結した「決勝進出者発表会見」では、型破りなボケを繰り出して会場を沸かせた川北茂澄さん(36)。準決勝の手ごたえについて聞かれた場面で、今年9月に神奈川・新江ノ島水族館で行われたイルカとのネタ対決を振り返り「イルカと比べたらザコばっかり」と強気な発言を披露し、話題となりました。
偶然にも「イルカ続き」となった今大会。決勝後、TVerやユーチューブで生配信された打ち上げでは、カナメストーンや真空ジェシカの登場とあわせてコメント欄にイルカ(絵文字)が出現し、ファイナリストたちの健闘を称えました。
SNS上の反応
「M-1グランプリ2025」放送の裏で注目を浴びた「イルカ」に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
今回、SNSに寄せられたコメントは、具体的にどのような反応だったのでしょうか。
皆さんの反応を一緒に見ていきましょう!

「コメントの破壊力ヤバいw」「M-1決勝もイルカvs真空ジェシカ」
M-1放送の裏で注目を浴びた「イルカ」に対し、「コメントの破壊力ヤバいw」「後藤さんがおもろすぎる」など、後藤さんのコメント力の高さを絶賛する声が多数寄せられています。
中には「今年のM-1キラーワードが決まった」「決勝もイルカvs真空ジェシカ」といった、驚きや興奮を表現するコメントも見られます。2003年の3代目王者の実力をたった一言で見せつけた後藤さん。その天才的なワードセンスに私(筆者)も大笑いさせていただきました。
また、放送中に起きた出来事ということもあり「真空ジェシカが勝ったらイルカが日本一になる可能性」といった、ユニークな予想コメントも寄せられていました。
今回、残念ながら「4位」と涙を飲んだ真空ジェシカですが、M-1を「レギュラー番組」と語る2人は来年もきっと決勝の舞台に立っていることと思います。せり上がりで見せた「もう一個上の階かと思った」というボケや、昨年の「THE W」での後藤さんの〝言い間違い〟をイジった衝撃シーンに、私は優勝以上のインパクトを感じました。来年の優勝を期待しています!
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