管理エリアで飼育している「プリ―ムラ」のようす(2026年1月11日撮影)=写真提供:東京動物園協会

上野動物園のマヌルネコ「プリームラ」が展示終了へ 治療と静養に専念

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

東京・上野の「上野動物園」の小獣館で展示されているマヌルネコの「プリームラ」について、今後の治療と静養に専念するため、8月30日(日)をもって展示を終了することが同園から発表されました。

大手術を乗り越え、3本足で頑張ってきたプリームラ

上野動物園によると、プリームラは昨年12月22日から繁殖を目指してオスの「クリョン」と同居を始め、順調に見えていました。しかし、12月29日に歩き方に違和感が見られたため翌日に検査を行ったところ、左上腕骨の骨折が確認され、腫瘍による病的骨折の可能性が高いと診断されました。

骨にできる腫瘍の多くは悪性で強い痛みを伴うことから、腫瘍の転移を防ぎ、痛みを取り除くために左前肢を切除する手術が行われました。

ネコ科の動物は3本足での生活にもよく適応できるといい、プリームラも手術から5日目には上手に歩けるようになりました。痛みがなくなったことで生活の質(QOL)も向上し、今年2月からは再び元気な姿を来園者に見せてくれていたようです。

管理エリアで飼育している「プリ―ムラ」のようす(2026年1月11日撮影)=写真提供:東京動物園協会

肺への転移疑い 治療と静養のためバックヤードへ

しかし、今年7月6日に実施した検査で、腫瘍が肺へ転移している可能性が確認されたとのことです。

現在のところ食欲などの一般状態や行動に大きな変化は見られないそうですが、今後は詳しい検査と治療にしっかりと専念するため、管理エリアでの飼育に切り替えることになりました。これに伴い、プリームラの展示は8月30日(日)をもって終了することになりました。

■上野動物園公式サイト:マヌルネコ「プリームラ」について

「痛くありませんように」ファンからの温かいエール

これまで過酷な治療を乗り越えてきたプリームラに対し、SNSでは病状を気遣う声や、これからの生活の穏やかさを願う声が数多く寄せられています。

「バックヤード暮らしでもいいから、いっぱいお肉を食べて元気になってね」

「強いプリちゃんなら大丈夫!ずっと応援しています」

「痛かったり苦しかったりしませんように。ゆっくり静養してね」

「左前肢が無くなってもずっと頑張ってたプリちゃん。また会いに行くね」

「寂しい気持ちはひとまず堪えて、これからもずっと応援します」

今年初めの大手術を乗り越え、3本足でも器用に、そして力強く生きる姿で私たちにたくさんの勇気をくれていたプリームラ。これまでの頑張りに、感謝の声もたくさん寄せられていました。

ライターコメント

転移の疑いというニュースはとてもショックですが、現在は食欲もあり元気にしているとのことで少しだけホッとしました。8月30日の展示終了まではあと少し日があります。もし会いに行けたら、これまでの感謝と「頑張ってね」のエールを送ってあげたいと思います。管理エリアの静かな環境で、プリームラが穏やかな生活を送れるよう祈っています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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