「モッチー」「アケビ」「かのこ」「ライト」「ミンファ」——。その名前を聞くだけで、それぞれの顔や仕草が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。福井県にある鯖江市西山動物園のレッサーパンダたちは、いつも名前とともにファンに愛されてきました。ところが、今シーズン誕生した4頭には、まだ名前がありません。飼育員の中嶋公志さんに、命名への思いを聞きました。
まだ名前のない4頭に込めたい思い
中嶋さんは、これから4頭に名前をつけるにあたって、大切にしたいことがあるといいます。
中嶋さん:「命名にあたっては、4頭それぞれの個性や、この子たちが生まれてきたことへの思いを大切にしたいです」
まだ幼く、これから少しずつ性格がはっきりしていく4頭。その一頭一頭の「らしさ」を、名前に込めてあげたいという思いがあるようです。

親しみを持って呼んでもらえる名前に
もうひとつ、中嶋さんが意識しているのは、名前がつけられたあとの4頭と来園者との関係です。
中嶋さん:「来園者の皆さんに親しみを持って呼んでもらえる、覚えやすく愛着の湧く名前になればと思っています」
思えば「モッチー」も、その名前が広く親しまれたからこそ、2024年の「推しパン総選挙」で1位に選ばれるほどの人気者になりました。名前は、動物園を訪れる人や記事を読む人にとって、その子を身近な存在として感じるための、最初の入り口なのかもしれません。
中嶋さん:「4頭がこれから元気に成長し、多くの方に愛される存在になってほしいという願いも込めたいです」
まだ名前のない4頭が、いつかモッチーやアケビ、かのこ、そしてミンファのように、名前を呼ばれるだけで多くの人の顔がほころぶ存在になる日は、そう遠くないかもしれませんね。

■鯖江市西山動物園:公式サイト
ライターコメント
「モッチー」という名前はインパクト大でしたが、実際のモッチーくんも本当にモチモチした見た目で感動したのを覚えています。名前がつくということは、その子だけの物語が動き出す瞬間でもあるんですよね。4頭にどんな名前がつけられるのか、そして、その名前がどんな風にファンの間で愛されていくのか、発表の日が待ち遠しいです。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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