東京都八王子市「高尾山さる園・野草園」で今年生まれたニホンザルの赤ちゃん「ゲルダ」ちゃん。木登りにタイヤのブランコ、パイプに砂利と、何にでも興味を示してきたその姿には、「理由」があるようです。同園の副園長・堅木杏美さんによると、ゲルダちゃんの好奇心旺盛な性格は、祖母の代から受け継がれてきているようなのです。
好奇心旺盛、怖いもの知らずの女の子

堅木さん:「ゲルダに関しては本当にレンゲお母さん譲りのすごく元気で食いしん坊な女の子です。好奇心旺盛で、怖いもの知らずな性格です」
生まれてすぐのころから母のレンゲが人間の近くにいることが多かったためか、ゲルダちゃん自身も人間を怖がる様子はほとんど見せないといいます。

おばあちゃんから続く「おねだり」の血
実はこの人懐っこさ、レンゲが子ザルのころから変わらないものであり、さらにその母親、つまりゲルダの祖母である「ミゾレ」にまで遡るといいます。
堅木さん:「ゲルダのお母さんのレンゲも、そしてゲルダのおばあちゃんのミゾレもですが、赤ちゃんがすごく小さいときから物怖じしないで人間のところに来るんです。とっても食いしん坊なので、おやつちょうだいちょうだい!ってねだるんです。最近ではゲルダちゃんも来ます。そんな性格が、代々で続いているんです」
祖母、母、そして今のゲルダちゃん。世代が変わっても、「怖いもの知らずで、食いしん坊」という性格だけは、しっかりと受け継がれているようです。

じっとしていられない元気いっぱいの毎日
好奇心のおもむくまま、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。園内を動き回るゲルダちゃんの姿は、来園者のあいだでもすっかりおなじみになりつつあります。
将来については、こんな期待も寄せられています。
堅木さん:「さる園のサルたちの中には、ジャンプなどの簡単な芸ができる子がいるのですが、ゲルダの叔母さんもジャンプが得意なんです。運動神経抜群な家系なので、皆さまにそんな芸で覚えてもらえる子になってくれるといいな、と思っています」
叔母さん譲りの運動神経を、早くも発揮しているゲルダちゃん。いつかさる園の人気者になる日も来るかもしれませんね。

■高尾山さる園・野草園:公式サイト
ライターコメント
おばあちゃんから、お母さんへ。そして今、ゲルダちゃんへ。三代にわたって受け継がれてきた「人懐っこくて食いしん坊」という性格、これからどんな子に育つのかとても楽しみです。ゲルダちゃんが大きくなったとき、次はどんな赤ちゃんにこの性格をバトンタッチしていくのか…、ちょっと気の早い話ですが今から楽しみです。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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