いつもなにかと騒がしくアバンギャルドな発信で全国にファンを持つ、高知県の「ハマスイ」こと桂浜水族館。そんなハマスイから、このたび、朗報が届きました。強烈すぎる休職劇を経て姿を消していた秋澤志名館長が、自身の誕生日である9月8日、ついに現場に帰ってきたのです。
伝説を残して消えた館長、まさかの完全復帰
5月末、胆嚢炎で緊急入院・長期療養することになった秋澤館長。あのとき、ハマスイが打ち出した企画は多くの人の脳裏に強烈な印象を残しました。
「胆石持参で入館料半額」
「胆嚢を切除していたら無料」
正気の沙汰とは思えない割引企画で、館長の休職すら丸ごとお祭りに変えてしまったハマスイ。そんな強烈すぎる置き土産を残して現場を離れていた館長が、9月8日、ついに戻ってきました。
インフォメーションより:「5月の終わりに、胆嚢炎を患って緊急入院し、療養のため3カ月ほど休職しておりました館長がこのたび完全復帰いたしました!」
待ちに待った「ただいま」。しかし、素直に喜んで終わらないのがハマスイクオリティです。

わけの分からない「復活袋」が登場、やっぱりぶっ飛んでいた
復帰記念としてインフォメーションで発表されたのが、「復活袋」なるもの。名前からしてすでに不穏ですが、中身を知るとさらに正気ではいられません。

この袋の企画の中心は、なんと館長も療養中に愛用していたというハマスイの個性が爆発した「おとどブランケット」。そこに、価格だけ伝えると、あとはすべてサプライズというオーダーメイド方式のグッズが加わるというのです。
福袋なのか、賭けなのか、もしくは罰ゲームなのか。しかも注文はXのDMでOKという気軽さも含めて、全部がハマスイらしすぎます。退院祝いのはずが、いつの間にかまた新しい名物を生み出してしまう。このブレなさ、さすがです。

3カ月分の思いが詰まった、あの言葉
そしてインフォメーションの結びには、賑やかさの奥にある本音がにじんでいました。
インフォメーションより:「生きていれば、ケガもするし、病気にもなる。生きているからこそ、大切なものを失うことだってある。泣いて笑ってケンカして、いつか『そんなこともあったね』と笑い合えたらそれでいい。それがいい」
さらに、こう続きます。
インフォメーションより:「役者は揃った!恐れるものはなにもなし!新たなる桂浜水族館-ハマスイ-をみんなで楽しみましょう」
騒がしくて、とっても変で、でもちゃんと優しい。そんなハマスイが、また新しいスタートを切りました。
■桂浜水族館インフォメーション:「当館館長について」
ライターコメント
「胆石持参で半額」で休職に入った館長が、「わけの分からないブランケット袋」で復帰する。この一貫したブレなさに、唖然とした人も多いのではないでしょうか。しかも結びの「そんなこともあったねと、笑い合えたらそれでいい。それがいい。」という一文、実はこれ、入院中の記事でおとどちゃんが「胆NO先輩」に贈った言葉とほぼ同じ。3カ月かけて、ハマスイが自分たち自身にかけ続けていた言葉だったのかもしれません。館長、おかえりなさい。そしてやっぱり、ずっとこのままでいてください。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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