女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第128話が23日放送され、恵風看護婦会で実習に取り組む三浦ツヤ(東野絢香さん)たちの看護婦試験合格に多くの視聴者が歓喜し、SNSでは祝福の声が殺到しました。また、かつての恋人であるシマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)から本を書くことを勧められたりんが、自ら培ってきた看護を次の世代へ伝える新たな役割を意識し始める展開も描かれ、2人の会話が最終週のテーマ「道標」と重なったことに胸を熱くする視聴者も続出しました。
りんのようにできないことを悩むツヤ
りんが長年看護している、リウマチを患う宮川佳枝(相田翔子さん)の屋敷から戻ったツヤとりんは、片付けをしながら言葉を交わします。ツヤは「考えながら、宮川さんの看護にあたってたんですけど、やっぱりどうしても一ノ瀬さんのようにはできなくて」と、上手くいかない悩みを吐露します。
「ツヤさんでそれなら、あたしなんか、一生看護できる気しないよ」と励まそうとした元女郎の魚住セツ(村上穂乃佳さん)の言葉にも不安を募らせるツヤの姿に、りんはショックを受けます。
新たな指導法が必要だと痛感するりんと直美
その夜、一ノ瀬家の台所で夜食のおにぎりを握りながら、直美とりんは指導のあり方について語り合います。自ら考えさせる伝統的な教え方だけでは不十分で、多様な生徒に寄り添う新たな指導法が必要だと二人は痛感します。
居間では、そんな2人をりんの娘・環(瀧七海さん)が温かくスケッチしていました。
「いろいろ……あんたのおかげだ。ありがとな」
いよいよ看護婦試験の日を迎え、ツヤ、セツ、吹石敏江(和泉詩さん)、中山ハル(今泉舞さん)の4人が会場へ向かいます。試験中、直美は、訪問看護を続ける遠藤平蔵(爆笑問題・太田光さん)の長屋を訪れます。
子供たちに囲碁を教え、柏の葉を飾る平蔵は、直美たちの看護を通じて心に変化が芽生えたことを明かし、「いろいろ……あんたのおかげだ。ありがとな」と感謝の言葉を口にしました。
ツヤと敏江が試験に合格
その後、学術試験を突破して実地試験に進んでいたツヤと敏江が、養成所に戻り、無事に合格したことを報告しました。一同は歓声を上げ、2人の合格を喜び合いました。
団子屋の「田之上屋」で開かれたツヤの合格祝いには、難関を突破して女医となった元教え子の土居ヒデ(池田朱那さん)も駆けつけ、ツヤを祝福しました。
りんの手を「温かくて…温かい手です」と答えるシマケン
りんは、胃がんの手術後に訪問看護を続けているシマケンの家を訪れました。「もう冷たく感じませんか?」とおでこに手を当てながら尋ねるりんに、シマケンは「温かくて…温かい手です」と答えます。
すっかり回復したシマケンは、「今回ばかりはもうダメだと、何度かよぎりました。でも、りんさんの声が、手が、引き戻してくれました」と感謝し、「看護婦・一ノ瀬りんの力です」と称賛しました。
りんも「私も、シマケンさんの看護ができてよかったです」と答えます。
「りんさん…本を書いてみるのはどうですか?」
するとシマケンが「りんさん…本を書いてみるのはどうですか?」と切り出します。本に看護の知識を書けば、同時に100人、1000人に伝えられ、自分たちがいなくなっても本は残るというシマケンは、「その本は、後に続く人たちの道標になる」と強調しました。そして、シマケンが「楽しみにしています。お世話になりました」と言うと、りんは「お元気で」と別れを告げ、シマケンも「りんさんも」と返しました。
恵風会の事務所に戻ったりんは、シマケンの看護日記を直美に渡し、「しっかり、看護してきました」と言いました。直美は「ご苦労様でした」とりんを労いました。
SNS「ひたむきな努力が報われてよかった」と合格を祝う声多数
『風、薫る』の第128話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
ツヤさんたちの努力が実を結び、看護婦試験に合格したシーンは胸が熱くなりましたね。また、無事に回復したシマケンがりんさんの手の温かさに感謝し、「本を書いてみるのはどうですか?」と、後の道標の提案をする場面には深い絆と希望を感じました。いよいよ放送も残り2回。一抹の寂しさを抱きつつ、最後まで見届けたい思いでいっぱいです。
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』(127)寛太「一緒に行くか?」直美に最後の一言
NHK朝ドラ『風、薫る』(126)直美と柳生、相容れない「看護」の道
NHK朝ドラ『風、薫る』(125)シマケンとりん、生死の境でついに本音






