高知市にある「和の森わんぱーくこうちアニマルランド」は、市街地の近くにあり、気軽に立ち寄れる動物園として親しまれています。10月19日、ここで暮らしていたホンドタヌキの「ポンコ」が天国へ旅立ちました。推定14歳でした。
ぶちぽんと、いつも一緒に
ポンコは長いあいだ、同じホンドタヌキの「ぶちぽん」と一緒に暮らしてきました。2025年4月、園は2頭の展示を終えると発表しました。そのとき、公式Xにはこう書かれています。
「2頭で一緒にいることが、一番の幸せだと判断し、引き離さず、2頭共バックヤードで過ごしてもらうことにしました」
年を重ねた2頭を離さず、一緒に過ごせるようにする。園がそう決めてまもなく、ぶちぽんは旅立ちました。

新しい相棒、ポタコ
ぶちぽんがいなくなったあと、ポンコには新しい相棒ができました。メスのホンドタヌキ「ポタコ」です。
2頭は同居の練習を重ね、2025年6月には一緒に過ごせるようになりました。ポンコの展示も再開しています。このときの投稿には、「#ポタコのあいさつ強め」というハッシュタグも付いていました。
その秋、体調を崩していたポタコが回復し、2頭はまた一緒に暮らし始めます。園によると、2頭は「とっても嬉しそう」に、しばらくのあいだお互いの毛づくろいをし合っていたそうです。

最後まで、ポタコと一緒に
今年6月、ポンコは毛の生え変わりの時期を迎えました。年齢のせいか、毛がきれいに抜けきらない姿もありましたが、園は「温かく見守ってあげてください」と呼びかけていました。
10月15日の夕方、ポンコの体調が悪くなり、入院しました。そして19日、息を引き取りました。死因は老衰でした。

園は公式Xで、「体調が悪くなる最後までポタコと一緒にいました」とつづり、こう結んでいます。
「長い間タヌキの可愛さを教えてくれてありがとう」

■和の森わんぱーくこうちアニマルランド:公式サイト
ライターコメント
ぶちぽんと離れずに暮らせるよう、2頭一緒にバックヤードへ。そう決めた園のお知らせを読んで、ポンコたちが大切にされてきたことが伝わってきました。ぶちぽんを見送ったあと、ポンコはポタコと出会い、毛づくろいをし合う仲になりました。体調が悪くなる最後までポタコと一緒にいたという一文が、心に残りました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
アニマル関連記事
仙台市「八木山動物公園フジサキの杜」の双子のホッキョクグマ「うみ」「そら」が引っ越しへ
市川市動植物園のボリビアリスザル「リリー」、28歳の大長老おばあちゃん ふらつき見られ静養中
市川市動植物園のカピバラ「イチョウ」くん、フカフカ落ち葉プールで気持ちよさそう
「無事回収できましたのでご報告いたします」 市川市動植物園、パンチくんのサル山で
「スーパースターパンチの威力」 市川市動植物園パンチくんのサル山にファンの声続々







