歌手、橋幸夫さん(82)の所属事務所が20日、東京都内で記者会見を開き、橋さんが中等度のアルツハイマー型認知症を発症していることを明らかにしました。
所属事務所によると橋さんは昨年末、医師からアルツハイマー型認知症の診断を受けました。
橋さんは現在、同じ事務所の歌手らと合同のコンサートツアー中です。橋さん自身は継続に意欲を見せており、所属事務所「夢グループ」の石田重廣社長は「できる限り歌い続けてもらうようにしたい」と話しました。
ステージ上で歌詞を失念
石田社長によると、最近ではステージ上で、歌詞を失念するなどして歌えなくなってしまうこともあり、橋さん本人も活動の中断に対する悩みを吐露することもあるそうです。
石田社長は「それでも歌えることに大きな喜びを見い出しているようだ」といい、「お客様に状況を知っていただいた上で、できる限り歌い続けてもらうようサポートしていく」と話しました。
SNS上の感情
橋さんがアルツハイマー型認知症を発症していることについて、emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「哀」(約5.5割)
- 「怒」(約1.5割)
- 「喜楽」(約3割)
主な哀しみの声(約5.5割)
「家族や身近な方々はこれから大変な思いをする」
「お気の毒、としかいいようがありません」
主な喜楽の声(約3割)
「歌いたいときに歌える環境を作って欲しい」
「病状を公表することでファンや周囲の理解を得られる」
まとめ
今回の分析では、橋さんがアルツハイマー型認知症を発症していることについて「一日でも進行を遅らせられるよう祈念」と願う投稿があったほか、「この問題を他人事と考えている人々にも考える機会になれば」と捉える意見もありました。
ライターコメント
アルツハイマー型認知症は症状がゆるやかに進行し、初期には物忘れや記憶障害などの症状が現れ、重度になると失語や歩行障害などが起こり、寝たきり状態になることもあります。SNSでは「尊厳ある引退をさせてあげても良かったのではないだろうか」と提案する投稿も寄せられました。