6月16日～22日|A型は救いの光が!|今週の血液型×ととのいタロットで運勢占い

映画『ファイト・クラブ』は、デヴィッド・フィンチャーさん(62)が監督し、俳優陣に、エドワード・ノートンさん(55)、ブラッド・ピットさん(61)、ヘレナ・ボナム＝カーターさん(59)などを交えた、若かりし日の大物たちの魅力と才能が集結した作品です。

1990年代の「世紀末」の空気感を色濃く反映したそのハイセンスに、近年でも考察・感想レビューやパロディーがアップされ、カルト的な人気を誇っています。

高給取りだが、空虚な日常に疲れたサラリーマンであるエドワード・ノートン演じる主人公と、困窮しているも蠱惑的なヘレナ・ボナム＝カーターさん演じるマーラ。

まさに【ペンタクルの5】のようなどん底のふたりが出会い、さらには、ブラピがこれでもか!とカッコよさを表現したカリスマ的な男、タイラーを交えて、物語がどう展開していくかは、ぜひ本編を見ていただきたいところ。

【ペンタクルの5】の絵柄をよく見ると、どん底でいるようで、「共に彷徨い、歩き続けている」姿の描かれ方でもあり、ここに救いがあるともいえます。

『ファイト・クラブ』になぞらえると、

「自分を壊した世界で、自分を取り戻すために、壊れている者同士が出会ってしまう瞬間」
「敗北の地でこそ、真の連帯や愛がはじまる」「すべてが壊れた瞬間だけ、『ほんとうの出会い』が起きる。それがどんなに奇妙で壊滅的でも」とも読めます。

映画のラスト、主人公のこの台詞とともに、ヘレナ扮するマーラの純粋な目、窓の向こう、ビル明かりと、それらが爆破と業火とともに崩れ落ちるさまを、見つめながら手をつなぐ二人が、【ペンタクルの5の逆位置】のまるで究極体のように見えてきます。

ここで流れる、ロックバンド「Pixies」の『Where Is My Mind』のエンディングソングは映画界屈指のカタルシス。所在ない心を見つけてくれるのは、苦楽を共有した人とのつながりかもしれませんね。

「You met me at a very strange time in my life.」という、「You」を主語にした英語文。

日本語で表現するのが難しく、いくつかの翻訳を織り交ぜて上の形を採用しました。高校英語を履修した方は、ぜひ、この原文の美しさをそのまま、噛みしめてみてください。

英語圏では、映画史に残る名セリフ・名シーンとして、ここを切り取ったショート動画などが、今でもたくさんあがっています。興味のある方は、ぜひこの台詞を検索してみてくださいね。

A型さんには、先週は【死神】→今週は【ペンタクルの5　逆位置】という、なかなか大変な状況にいるのだろうな、というカードコンボだったため、希望をもってもらいたくて、書かせて頂きました。

今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪

それでは、また来週!