令和の米騒動が叫ばれて久しい今日この頃。
調査会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)は28日、全国20歳~69歳の男女を対象に実施した「おにぎりに関する調査(2025年)」の結果を発表しました。
その中で、好きなおにぎりの具材トップ5が判明しました。3つまで好きな具材が選べる複数回答の調査(サンプル数908)で「トップ5」となったのは以下の具材です。
5位「昆布」(17.7%)
4位「梅干し」(20.9%)
3位「辛子明太子」(21.9%)
2位「ツナマヨネーズ」(32.4%)
そして、栄えある、首位に輝いたのは…。
「鮭」(40.2%)でした。やはり、そうですよね。
好きなおにぎりの具はなんですか?
ちなみに、筆者の周辺にいた編集部メンバーにも好きなおにぎりの具材を聞いてみたのですが、回答は「鮭!」「昆布!」「ツナマヨ!」「明太子!」と十人十色な返事でした。まぁだいたいランキングに入っている具材ではありましたが…。
やっぱり日本人は米だよね、わかる
米離れが叫ばれて久しいですが、今回の調査では「おにぎり」に限れば、約4割が週に1回以上食べていることも判明したそう。
これについては、「コメ」を食べているという質問に変えれば、もっと割合が上がりそうですね。
おにぎり専門店の存在感
今回の調査では、おにぎりの購入場所に関する調査も行っています。
上位は当然ながら「コンビニ」や「スーパー」と身近な小売り店でしたが、それに次いで多かったのが「おにぎり専門店」。コロナ禍の影響でテイクアウト需要が増えた結果、おにぎり専門店が急速に増えたためとみられています。
ちなみに、ちょっとしたトリビアですが、「おにぎり専門店」の初登場は昭和29年創業の「おにぎり 浅草宿六」だそうです。思ったよりもずいぶんと古い歴史を持つのですね。
そんな身近なおにぎりですが、セブン‐イレブン・ジャパンが、海苔を使用した「手巻おにぎり」など4商品を4月15日から7%~10%値上げするなど、小売りでのおにぎり価格の値上げも広がりつつあります。
「令和の米騒動」ともいえる異常なまでの高値は、政府による備蓄米の大量放出により、少しずつ解消の方向に向かいつつあるようです。市場に出回るコメ価格がもっと安くなれば、おにぎりをより楽しめるようになるかもしれませんね。
調査内容
アンケートの調査手法はインターネットリサーチで、調査地域は全国47都道府県、調査対象は20~69歳の男女、調査期間は2025年5月23日~25日。有効回答数は1100サンプル。