大阪・関西万博で、東欧のリトアニアとラトビアが出展する「バルトパビリオン」に寄贈された約140の万博公式キャラクター「ミャクミャク」グッズをめぐり、館を運営するリトアニア政府関係者は28日、これらのグッズを近く寄付すると明らかにしました。寄付先は児童施設などを想定しています。
30日まではバルト館に飾られるとしています。
当初、バルト館では、同館のキャラクター「バラビちゃん」と一緒にミャクミャクのぬいぐるみが飾られていましたが、5月中旬までに何者かに盗まれたことが判明しました。
その後、ミャクミャクのぬいぐるみが盗まれた事態を知った来場者らが、次々とミャクミャクグッズを寄贈。その数は約140に及んでいます。
SNS上の感情
ミャクミャクのぬいぐるみが盗まれたバルトパビリオンに多くのぬいぐるみが寄贈されたというニュースについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
「喜」(約4割)
「怒」(約4割)
「哀」(約1割)
「楽」(約1割)
主な「喜楽」の声(約5割)
「これこそが思いやりやおもてなしの精神、日本の文化よ!」
「いい人の方が多いって事。この世界は捨てたものじゃないよね」
「世界が集まる場では些細なことが外交関係に影響しますからね 優しさの連鎖は大事ですね」
「ほっこりニュースか」
主な「怒哀」の声(約5割)
「この手の美談で終わらせずちゃんと窃盗犯の罪を問うてほしい」
「とりあえず盗んだ奴は出頭しろ」
「おい犯人!まさかバレてへんとか思てへんよな?」
「ただ盗んだ奴にはしっかり罰を与えて欲しいんですけど」
まとめ
今回の分析では、ミャクミャクのぬいぐるみが盗難被害に遭い、その後、来場客らから相次いでぬいぐるみが寄贈されていることに対して、称賛する意見と盗んだ人に対する怒りのコメントが半々という結果になりました。称賛する意見としては「これこそが思いやりやおもてなしの精神」「この世界は捨てたものじゃない」などがあり、一方で、盗んだ人に対して「罪を問うてほしい」「出頭しろ」など罰則を求める強い怒りの声も数多くありました。
ライターコメント
SNSでバルト館の関係者は「バルト諸国には、人生が何かを奪っても、もっとすてきなものを返してくれるという言葉がある」とつづり、バラビちゃんは、元のミャクミャクを失っても、新たな友達ができてすっかり元気になれたと説明しています。その上で、今度は「私たちが喜びを届ける番」だとし、寄贈されたグッズについて「笑顔が必要とする人たちの元へ旅立たせます」と記しました。バルト館に寄贈されたぬいぐるみが、今度は児童施設などに寄付され、それが誰かの笑顔につながる。心温まる素敵な話ですね。