コンビニ大手のローソンは3日、関東限定で古米を使ったおにぎりを7月から発売すると発表しました。3日の創業50周年記念施策発表会で明らかにしました。
2022年、23年産の古米を使用
ローソンが独自に仕入れた2022年、2023年産の古米を使ったおにぎりです。数量は2トンと限られていることから、7月上旬から関東の一部店舗で「ヴィンテージ米おにぎり」として売り出され、「古米のおいしさを手軽に試すことができる」としています。
価格は「塩にぎり」が、同社のおにぎりとしては最も安い税別120円程度を予定。従来ののりを巻いたおにぎりよりも価格は30〜70円ほど安くなる見込みです。具材は梅か塩のみを想定しています。
ローソンは随意契約で500トンの政府備蓄米の購入も申請。契約できた場合、1キロ税別360円、2キロで700円の小容量パックとして全国で販売します。備蓄米が到着し次第、最短で3日後には関東の店舗で販売を始め、1週間で全国展開する予定としています。
SNS上の感情
ローソンが古米のおにぎりを発売することに対して、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約2.5割)
- 「怒」(約1割)
- 「哀」(約1.5割)
- 「楽」(約5割)
主な「喜楽」の声(約7.5割)
「食べてみたいし」
「安いが正義」
「安いのはありがたい」
「ヴィンテージ好きが喜びそう」
「思いついた奴のドヤ顔」
主な「怒哀」の声(約2.5割)
「コピーライターが考えそうな」
「ものは言いようだけど」
「あんまり安くないな」
「『ヴィンテージ』って響きに全くありがたみを感じない」
「明らかに味が落ちる米でなんで塩むすび選ぶかね…」
まとめ
今回の分析では、ローソンが7月に発売する「ヴィンテージ米おにぎり」のニュースに対し、「ヴィンテージ」という言葉選びにコメントしている人が多く見られました。このワーディングに楽しむ声がある一方、響きにありがたみを感じないなど否定的な意見も見られました。一方、通常より30円~70円程度安く売られることから、一部では価格が安くなる点を評価する意見も見られました。
ライターコメント
ローソンの竹増貞信社長は3日の発表会で、古米おにぎりについて「需給が乱れないよう少量限定で販売し、古米もいいよねという認識を広げたい」と意気込みを語りました。コンビニ大手では、セブン―イレブン・ジャパンが2日、コメ価格の高騰を受け、11日~14日までの4日間限定でおにぎりの割引セールを実施すると発表。2020年8月以来、約5年ぶりに一部商品を税込み108円で販売することで顧客の囲い込みを目指すとしています。高騰が続くコメを巡っては、コンビニやスーパーなどで値引きや新たな活動に取り組むことによって消費喚起につなげる動きが広がりつつあり、消費者にとってはありがたい競争ということになりそうです。