プロ野球・巨人や米大リーグ、ヤンキースなどで活躍した日米通算507本塁打の松井秀喜さん(50)が4日、米国から緊急帰国し、肺炎のため89歳で3日に死去した巨人の終身名誉監督だった長嶋茂雄さんの自宅を弔問しました。
松井さんは午前5時、東京都大田区にある長嶋邸に到着。濃紺のスーツに黒いネクタイという姿で現れ、長嶋さんの次女、三奈さん(57)に「松井さーん!」と出迎えられました。
「長嶋監督と生前、約束したこともあります」
約2時間後に弔問を終え、報道陣に対応。「私にたくさんのことを授けてくださいました。今後どういう形で、また次の世代に継承していくかということははっきりとした形は見えませんけど。長嶋監督と生前、約束したこともありますので。ここではお話しすることはできませんが、その約束を果たしたいなと思います」と言葉を詰まらせながら神妙な面持ちで語りました。
SNS上の感情
松井さんが緊急帰国して長嶋さんの自宅を訪問したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「哀」(約6割)
- 「喜楽」(約4割)
主な「哀しむ」声(約6割)
「話しかけても何も答えてくれない恩師」
「最後のお別れをしにきた」
「ニューヨークからすっ飛んできた」
「2人にしか分からない約束」
「2人にしかわからない時間がある」
主な「喜楽」の声(約4割)
「スター選手を育てる才能を持った監督」
「師弟を越えた親子のような絆」
「受け継いだものを後世に繋ぐ」
「巨人のスター選手としての心構えもしっかり受け継がれたのは松井だけ」
「早くに巨人のユニフォームをもう一度着てほしい」
まとめ
今回の分析では、松井さんが緊急帰国して長嶋さんの自宅を訪問したことについて、「松井さんと長嶋さんの約束が、いつかかないますように」と願う意見や「言葉ではなくその行動だけで師弟愛がうかがえる」と指摘する温かい声が寄せられました。
松井さんは、長嶋さんが巨人の監督に復帰して臨んだ1992年秋のドラフト会議で、4球団による競合1位指名の末に抽選で引き当てられました。入団1年目から「4番1000日構想」など熱い指導を受け、米大リーグでも活躍。2013年には長嶋さんとともに国民栄誉賞を受賞しました。SNSでは「松井秀喜にはこれからも生涯野球人であった長嶋茂雄の意思を継承していってほしい」と期待する声もありました。
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