6日のニューヨーク株式市場では、この日発表されたアメリカの雇用統計の内容から労働市場が堅調だという受け止めが広がって、主要な500社の株価で算出するS&P500の株価指数は6000・38と、3か月半ぶりに6000の大台を回復しました。
5月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を上回り、雇用の底堅さが好感されたほか、米中の閣僚級協議が開催されると伝わったことも買いを促しました。
ダウ平均株価は一時、600ドルを超える値上がりとなり、終値は、前日と比べて443ドル13セント高い4万2762・87ドル、ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、231・50ポイント高の1万9529・95でした。
SNS上の感情
6日のニューヨーク株式市場でS&P500の株価指数が6000の大台を回復したことに対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜楽」(約9.5割)
- 「怒哀」(約0.5割)
主な「喜楽」の声(約9.5割)
「おめでとうございます」
「優勝しました」
「やりましたね!信じ切りましょう!」
「素晴らしい週末ですね。ほんとありがたいです」
「握り続けます」
「この瞬間のためのBuy&Holdですよね 引き続きStay the Courseでいきましょう」
「月曜日も楽しみー!」
「目指せ7000pt!」
「これから先の未来、7000、8000とやがては増えて行く事でしょう。今からの楽しみですね!」
主な「怒哀」の声(約0.5割)
「こんなに上がっても全然マイナス」
「sp500は あまり心配してないけど 為替は心配ですね…」
「ずっと握っていられる人は優秀ですよね。私は、つい上下に動かしてしまいます」
「『S&P500はオワコン』と煽っていたインフルエンサーにこの喜びを伝えたい」
まとめ
今回の分析では、S&P500の株価指数が6000ポイントを回復したことに対し、多くの人が喜びの感情を示しており、「おめでとう」「優勝しました」などの祝福の言葉や、「握り続けます」のような長期投資への決意を示す発言が見られました。中には、為替変動への懸念を表す声やS&P500株価指数を批判していたインフルエンサーへの反発を表す「怒り」の感情も見られました。
ライターコメント
トランプ大統領が2025年4月に「相互関税」を発表したのをきっかけに、貿易摩擦が激化するという懸念から米株は一時的に急落しましたが、5月に米中が相互に追加関税を引き下げたことなどを好感して株価は回復傾向にあります。今回の回復局面を投資家も素直に喜び、長期投資の有効性を再確認している人が多く見られました。