梅雨の時期に咲く紫陽花

中国地方・近畿・東海が平年より3日遅く梅雨入り、SNSは7割がネガティブ反応「また嫌な季節」

By - emogram編集部
ポジ・ネガ

気象庁は9日、中国地方と近畿、東海で雨が降り、この先1週間も雨や曇りの日が多くなると予想されることから、午前11時に「梅雨入りしたと見られる」と発表しました。

それぞれ地方の梅雨入りは平年より3日遅く、2024年と比べた場合、中国地方は11日、近畿は8日、東海は12日それぞれ早くなっています。

気象庁は6月8日に九州北部地方と四国地方の梅雨入りと、沖縄地方の梅雨明けを発表しています。

SNS上の感情

各地の梅雨入りを伝えるニュースに、SNSでは投稿が相次ぎました。

emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析し、ポジティブとネガティブの比率を割り出しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

  • 「ネガティブ」(約7割)
  • 「ポジティブ」(約3割)

主な「ネガティブ」の声(約7割)

「線状降水帯で水害や土石流のイメージ」

「大雨災害に警戒せねばならず」

「また『嫌な季節』になりました」

「大嫌いな梅雨とあの酷暑がやってきます」

「毎年のように観測史上最大記録の降水量を更新している」

主な「ポジティブ」の声(約3割)

「『四季を楽しむ』と言う慣習があります」

「紫陽花がきれいな季節です」

「庭にトマト植えてみたら…すくすく育つ作物を見ていると豊かな気持ちになれます」

「夏を乗り切れるだけの雨をお願いします」

「自然や人の生活にとっては欠かせない水源確保の重要な時季」

まとめ

今回の分析では、梅雨という雨が続く季節に対するイメージもあって、ネガティブな反応が大部分を占めました。「近年の梅雨はしとしと雨ではなく線状降水帯や豪雨災害のイメージに変わってきている」という声や「暑さや熱中症への懸念も多く、梅雨の高温多湿を警戒する」などの声が多くみられました。一方で、自然の恵みとしての雨を願う農業関連のコメントのほか、梅雨を楽しむ工夫に言及する前向きな意見も少なからずありました。

ライターコメント

暦の上では、6月11日が今年の「入梅」ですが、沖縄ではいつの間にか梅雨が終わっていたことには驚きまました。関東甲信では、10日が雨予報で、この雨をきっかけに梅雨入りする可能性がありそうです。

今年は全体的に梅雨が短いという予報もあることから、梅雨明け後に「水不足」が心配されそうで、SNSでも懸念する声が見られます。ただ、ダム貯水率は現状例年を上回っているようなので、その点は少し安心できそうです。梅雨時期にちょうどいいくらいに雨が降ってくれると諸々いいですね。

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