JR東日本は10日、新たな夜行特急列車を導入し、2027年春から運行を開始すると発表しました。主に首都圏エリアから北東北エリアでの運行を予定しているそうです。
新たな夜行特急列車は、常磐線の特急「ひたち」などに使われている「E657系」を改造した車両です。10両1編成で、車内は全席グリーン車指定席としています。個室の定員は1~4人を想定しており、JR東日本では120人程度の乗車が可能とみています。
車両デザイン は、外観が車両全体を2色の青が包み込むように1号車側と10号車側に異なるカラーリングを施したとしています。
1号車側には、夜行列車の記憶を受け継ぐ明るい青「メモリアルブルー」を、10号車側には、真夜中から夜明けへと向かう時の流れを象徴する濃紺「ミッドナイトホライズン」を配したそう。
2色の青とそれらをつなぐ白いラインによって夜明け前の一瞬の輝き「ブルーモーメント」を描き出し、かつての夜行列車の旅の楽しさを受け継ぎながら、地域とともにその地域の新しい未来を切り拓いていくというJR東日本の意志を込めたとしています。
SNS上の感情
JR東日本が新たな夜行特急列車を導入するというニュースに対し、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約6.5割)
- 「楽」(約2.5割)
- 「哀怒」(約1割)
主な「喜楽」の声(約9割)
「嬉しいニュース」
「凄いのを出してきた」
「夜行列車の投入は嬉しい」
「やっぱりJR東日本は違う」
「久々にいい話」
「東北線や上越回りも走行したら」
「どういう運行体系になるのか」
主な「哀怒」の声(約1割)
「昔の乗車券プラス寝台料金くらいの価格だと嬉しいが」
「個人的には乗車機会無い」
「設備が老朽化しているのでやめてほしい」
まとめ
今回の分析では、JR東日本が2027年春に常磐線特急をベースにした「全車グリーン車個室」の夜行列車を導入するというニュースに対し、期待と歓迎の声が大多数を占めました。一方で、一部に「乗車機会がない」とする声や料金を懸念するネガティブな反応も見られました。
ライターコメント
今回、JR東日本が導入する夜行列車の車内は「シンプルでありながら上質な移動空間」をコンセプトとしており、全席がプライベートスペースを確保するグリーン車指定席個室タイプで、一部は「プレミアムグリーン個室」としています。
夜行列車といえば、筆者は昔、寝台特別急行列車のサンライズ出雲に乗り込み、出雲に向かったことがあります。お酒を買い込み、いざ出発と思ってビールやハイボールの缶を数本飲んでいたら、いつの間にか寝落ちして、気付いたら目的地に着いていたということがありました。車中での記憶は、お酒を飲んだことと寝ていたことしかほぼありませんが、列車の適度な揺れが心地よく、よく眠れたような気がします。2027年春にJR東日本が導入する夜行列車の乗り心地はどんな感じなのでしょうか。運行が開始されたら、乗り心地含めて、一度体験してみようかなと思っています。