「イス座禅」を知っていますか?
オフィスで椅子に座ったまま、じーっとしている人がいたら、それは「イス座禅」中かも!?
エンタメやライフスタイルコンテンツを手がけるインターブックス(東京都千代田区)は、丸の内で人気を集める「イス坐禅」講座を書籍化した「心とからだを調える イス坐禅」を6月12日に発売しました。
著者は、北鎌倉の禅寺・円覚寺の横田南嶺(よこた・なんれい)管長で、書籍には、スマホで見られる本人による映像解説コンテンツも付いています。
書籍はオールカラー96ページで、定価は税込み1650円です。
オフィスでも新幹線でもできる!?
「坐禅」というと、床に座って行うイメージが強いですが、「イス坐禅」はその名の通り、椅子に座ってできる手軽なスタイル。
これまでに1000人以上が参加しており、開催される度に予約が殺到するほどの人気講座となっています。
今回の書籍では、10分間でできるイス坐禅のやり方を本人の実演動画とともに解説しています。
スマホで見られる動画で、初めて坐禅に触れる人でも安心して取り組める内容となっています。
イス坐禅を取り入れることで、オフィスでの集中力が高まったり、飛行機や新幹線での長時間移動が楽になったりするなど、日常生活の質が変わる「プチ修行体験」が本書では提案されています。
参加者の声や、SNSの感想もリアル!
実際にこれまでの講座に参加した人たちからは、「移動が楽になった」「ゴルフで自己ベストが出た」「パソコン作業中の疲れが軽くなった」といった効果を実感した声が多数寄せられています。
また、Xでは、以下のようなポジティブな感想も。
「遅ればせながら、、、ポチりました。いいですね…」
「イス坐禅を1年半続けたら身体が軽くなりました」
「横田老師のマネをしたいと、イス坐禅に始まり、書道を習い始め、仏教の本を読み、発酵食品をたのしむために自炊を始めました」
こうしたコメントの行間からも、横田老師のカリスマ性が伺えますね。
著者は円覚寺の現管長
著者の横田さんは、1964年和歌山県生まれ。臨済宗円覚寺派管長として活躍するほか、花園大学の総長も務める禅の第一人者です。
大学時代に出家し、京都建仁寺、円覚寺僧堂で修行。2010年に円覚寺の管長に就任し、数々の著書も手がけています。
公式YouTubeチャンネルもあり、「横田南嶺老師」としての、日曜説教が毎週更新される度に、毎回5千回以上再生されています。また、「【初めての坐禅】全編」としての動画は、9.5万回再生を誇るなど、まさに、名実ともに、「現代らしさをいきるインフルエンサー老師」といえそうです。
本書では、そうした禅の教えを、さらに現代人に分かりやすく伝えることを重視し、「無理せず、日常に取り入れられる禅」のスタイルとしてイス坐禅を紹介しているとしています。
ライターコメント
イス坐禅、気になっていた人も多いのではないでしょうか?床に座れなくてもOK、たった10分で心と体が整うなんて魅力的ですよね。ビジネスパーソンはもちろん、リモートワーカーにもおすすめの一冊。気軽に禅のある暮らし、始めてみてはいかがでしょうか?
数年前から巷でよく使われるようになった「ととのう」という言葉ですが、今回、イス座禅界隈を調査してみると、「心とからだが調う」など、「調う」という漢字表記が多くて、興味深かったです。仏教的な世界観や、思想と、調和するところがあるのかもしれませんね。