アマゾンジャパン(東京)は1日、夜間に注文して翌日中に届く配送サービスを2025年中に全国展開すると発表しました。
岡山県や石川県など、6カ所に配送拠点を新設。商品を保管したり梱包したりする物流拠点に配送機能を追加した当日配送が可能な拠点も全国16カ所に設け、商品が届くまでの時間を短縮します。
「ラストワンマイル」を強化
配送拠点は、商品が保管されている物流拠点と配送先をつなぐ中継地点となります。配送拠点を増やすことで、各家庭など顧客までの「ラストワンマイル」の配送体制を強化します。
4月に岡山県と千葉県、5月に福岡県で配送拠点を開設。8~9月に北海道や石川県などの拠点も開設する計画です。石川県では初の拠点開設となります。
SNS上の感情
アマゾンジャパンが夜間に注文して翌日中に届く配送サービスを2025年中に全国展開すると発表したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒り」の声(60%)
「ドライバー離れが深刻化」
「無理するな」
「過酷な状況に追いやる」
主な「哀しみ」の声(30%)
「有料オプションにすべき」
「時間がかかっても丁寧安全確実に配達してもらった方が助かる」
「配送の質が落ちる」
主な「楽しみ」の声(10%)
「細かい時間指定を設けてほしい」
「ドライバーに対する育成に力をいれてくれた方が何倍もいい」
「顧客ファースト過ぎ」
まとめ
今回の分析では、アマゾンジャパンが夜間に注文して翌日中に届く配送を2025年中に全国展開すると発表したことについて、ドライバー不足が深刻な中での対応に無理があるとしてネガティブな反応が大部分を占めました。「やるなら配達料上げるとか、しっかり労働者に還元されるようにしてほしい」と要望する声がありました。
ライターコメント
アマゾンは今夏、三菱地所と共同で名古屋市内に物流拠点を新設します。三菱地所の物流施設「ロジクロス名古屋みなと」をアマゾン専用に設計。延べ床面積は約12万5000平方メートルで、西日本で最大の物流拠点で、8月の稼働開始を予定しているそうです。
米アマゾン・コムは2025年末までに日本の配送網の整備に6000万ドル(約86億円)を投資すると発表しています。SNSでは「配達員の負担も大きいので、必ず届くなら翌日ではなくてもいい」と無理はしなくていいと指摘する意見もありました。