大阪府は29日、大阪・関西万博会場に設置されている公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメントを来年1~3月、万博記念公園(同府吹田市)に移設すると発表しました。1970年大阪万博の会場跡地にある公園には国重要文化財に指定された「太陽の塔」があり、新旧万博のレガシー(遺産)が楽しめそうです。
府によると、移設するミャクミャクのモニュメントは会場東ゲート前で膝を付く「いらっしゃい」と、西ゲート前でバンザイをする「ワクワク」の2体。万博を運営する日本国際博覧会協会が特設サイト「ミャク市!」で、万博閉幕後の引き取り手の入札を実施し、府が落札候補者となりました。正式決定は10月中旬以降の予定です。
府は2体を来年1~3月に万博記念公園に移設。その後は府内の観光地を巡回させ、人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の大阪・関西万博会場跡地のまちづくりが完了した後は、夢洲に「帰省」させる方針です。
大阪府の吉村洋文知事は29日、記者団の取材に対し「多くの方に愛されるミャクミャクのモニュメントをレガシーとして、いろんな観光地で楽しめるようにしたい」と話しました。
SNS上の感情
ミャクミャクのモニュメントを来年1~3月、万博記念公園に移設するという発表に対し、多くのファンから喜びの声が相次ぎ、万博の遺産を活かした地域活性化が期待されそうです。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「肯定的」な声(70%)
「ミャクミャクさんの行き先が決まって良かった👋🏻😊 太陽の塔と一緒に居られるようになるんだね🌸」
「太陽の塔とミャクミャク、並ぶとまるで大阪の新旧ツートップだね。🌞🎡」
「良い判断だと思います!ミャクミャクに会える場所が続くなんて最高です」
主な「質問・疑問」の声(15%)
「その費用はいくらぐらいだろう?その負担は税金だろうか?」
「どう考えても大屋根リングの側じゃないの。。考えたの老人かな」
主な「懸念」の声(10%)
「昔のやつと違って、その置物を屋外に設置したら10年に一度もしくはそれより頻繁に手入れが必要になるだろうけど」
「欲しい人にオークションで売った方が良いと思うな」
主な「中立」の声(5%)
「新しい施設を建てるよりはるかにいい☝️なかなかのコラボ」
まとめ
今回の分析では、ミャクミャクのモニュメントが万博閉幕後に吹田の万博記念公園に移設されるというニュースに対し、多くの人が肯定的な反応を示しています。「行き先が決まって良かった」「太陽の塔と並ぶことで大阪の新旧アイコンになる」といった好意的なコメントが目立ちます。一部では設置後のメンテナンス費用や、巡回展示の具体的なスケジュールについての質問も見られます。また少数ながら「陳腐化する可能性」を懸念する声もありました。全体としては、ミャクミャクが今後も大阪の観光スポットとして存続することを歓迎する意見が大半を占めています。
ライターコメント
筆者は、万博関連の記事を多く執筆してきました。最初はミャクミャクの風貌に懐疑的な見方をしていたのですが、見慣れてきたのか、ミャクミャクを見るだけで愛着が湧いており「かわいい存在の一つ」になっています。それだけ魅力的なキャラクターであり、皆さんにとってもそんな存在になったということですよね。万博記念公園の太陽の塔の隣に並ぶことで、益々大阪のシンボルの一つになりそうですね。移設には賛否両論があるようですが、破棄されたりしないでよかったなと思う筆者です。