俳優、横浜流星さん(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・0)。3月23日に第12回「俄なる『明月余情』」が放送され、横浜扮する主人公・蔦屋重三郎のあるセリフが反響を呼びました。
第12回では蔦重が吉原で行われた「俄祭り」の様子を描いた絵本「明月余情」を制作する様子が描かれました。
祭りの開催前。留四郎(水沢林太郎)から地本問屋・西村屋が出版した祭りの錦絵に対抗しようと呼びかけられる蔦重。しかし蔦重は留四郎に同調しつつ、「引いた目で見りゃ西村屋が錦絵で客呼んでくれてるし、客引きについてはうちは何もしなくていいと思う」と返答。その上で、「(祭りに)来た客に『耕書堂』を覚えて帰ってもらう手を考えたい」と冷静に分析しました。
蔦重が発した「引いた目で見る」は、第10回「『青楼美人』の見る夢は」(3月9日放送)で、書物問屋の店主・須原屋市兵衛(里見浩太朗)から教わったことでした。
「蔦重、流石だなあ」
良き相談相手となっている須原屋の教えを実践した蔦重に対し、SNSでは「『ものは引いてみることが大事』と言ってた須原屋さんの言葉がしっかり届いてる」「重三の成長を感じた」「引いた目で見る…須原屋さんのアドバイスをちゃんと覚えていて活かす蔦重、流石だなあ」などの声が上がりました。