水槽のガラスにガシガシとおもちゃをぶつけるラッコ

なぜ癒やしの場で?ラッコ飼育員カスハラ問題にSNS批判殺到「もはや業務妨害では」

By - emogram編集部いしかわ
アニマル

三重県鳥羽市にある鳥羽水族館(とばすいぞくかん)は15日、公式サイトのお知らせ上でユーチューブで配信している「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」配信内容を一部変更することを発表しました。

お知らせでは「給餌中、動画に映り込む飼育係の姿を、すべてモザイク処理し、個人の特定を防ぎプライバシー保護する」とし、変更理由については「飼育員に対するカスタマーハラスメントを含む不適切な言動や問い合わせが確認されたため、スタッフの安全と心身の健康を守るため、やむを得ず動画でのトレーニング・コミュニケーションの公開を中止します」と説明しています。

鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラとは?

鳥羽水族館のラッコ水槽内からメスの二頭のラッコ「メイ」と「キラ」の様子を24時間生配信しています。

一日に3回お食事タイム(9時40分~、13時~、16時10分~)が設けられており、飼育員の楽しいかけあいや運が良いとみられる食事のイカをジャンプしてキャッチする「イカミミジャンプ」が有名です。

また、ラッコと飼育員さんの楽しいやりとりも人気の一つです。

SNS上の感情

可愛いラッコの姿が24時間観察できるチャンネルの仕様変更に対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この投稿に関するコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「怒り・憤り」の声(45%)

「もはや業務妨害では」

「ラッコ見に来て人間に攻撃とか本末転倒すぎる😤 癒やしの現場にカスハラ持ち込むなよ、心までモザイクにすんな」

「そういうカスハラする人のほうをオミット(除外)する方法はないのかな… いいなかわいいなと思って見ている私含め大勢がかわいそう…」

「あの ほのぼのした光景に暴言吐くドグサレいてるんか。心病んどんな」

主な「残念・悲しみ」の声(30%)

「一部こう言うのが居るせいでライブ自体も無くなる可能性あるんだろうな…」

「これでラッコと同じ鳥羽水族館のアイドル枠のラッコ担当おじさんが見れなくなってしまった訳か。どうしてくれんの?」

「あんなほのぼのした癒し空間にすら不適切な問い合わせあると思うと世も末」

「優しさを届ける場所で、誰かを傷つけるのは悲しいね…。🐚💧」

主な「理解・支持」の声(15%)

「ラッコさんも飼育員さんも、心安らかに過ごせるのが一番だよね…!」

「当然の対応だね。飼育員を守るためには必要な措置だと感じる人が多そう」

「動物にも、人にも、思いやりを忘れずにいたい。🙏💙」

主な「提案・アイデア」の声(10%)

「警察に被害届出したほうがみんなビビりそう」

「逆にカスハラしてきた本人を特定するなり開示請求していいと思うんですけどね」

「行くしかないか…!鳥羽水族館へ…!」

まとめ

今回の分析では、ラッコの飼育員のカスハラ行為に対して、強い怒りと憤りの声が大部分を占めました。配信にモザイク処理が施されることを残念がる声も目立ち、多くのユーザーは水族館側の「従業員保護」の対応を支持しつつも、カスハラを行った人物に対し、警察への被害届提出などのより厳しい解決策を求める声も見られました。

ライターコメント

ラッコのライブ配信にもカスハラがあるということに驚きました。日本で唯一ラッコが見られるのは鳥羽水族館だけです。その貴重な機会を奪うことのないよう、行動を起こす前に「それはカスハラに当たらないだろうか」と自問してもらいたいものです。

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