5日、東京・国立競技場で開かれた陸上・日本選手権兼世界選手権東京大会代表選考会の第2日目、男子100メートルの決勝が行われ、日本人初の9秒台スプリンターの桐生祥秀選手が10秒23で制して、2020年以来5年ぶり3度目の頂点に立ちました。
走り終えた桐生選手は、優勝を確信し吠え、会場でのインタビューでは、嬉し涙を見せました。これまでカメラの前では悔し涙を流してきましたが、この日は「初めて」という嬉し涙を光らせ、「優勝はうれしいですね。勝ち切れたことは、日本選手権の大事なこと」と喜びを爆発させました。
SNS上の感情
今回、陸上日本選手権で桐生選手が10秒23で優勝し、2020年以来5年ぶり3度目の頂点に立ったというニュースに対し、多くのコメントが寄せられました。
emogram編集部では、この話題に対する感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜ぶ」声(65%)
「おめでとうございます」
「感動しました」
「嬉しいでしょう」
「またもらい泣きしてしまいました」
「復活優勝はすばらしい」
「嬉しい気持ちになりました」
「完勝でしたね」
「素直に評価しよう」
主な「今後を楽しみにする」声(15%)
「まだまだ行ける」
「頑張れ」
「期待しています」
「走り続けてほしい」
「復活!」
主な「感動する」声(15%)
「もらい泣きしてしまいました」
「涙を見ていたら」
「本当に辛かったと思います」
「桐生の涙」
「あの涙には感動した」
「苦労してきただけに」
主な「怒」の声(5%)
「タイムは出ていない」
「日本選手の限界」
「記録的には残念」
まとめ
今回の分析では、多くの人が桐生選手の復活を喜び、感動している様子が伝わってきました。「もらい泣きした」「感動した」という言葉が多く見られ、長年の努力と苦しみを乗り越えた桐生選手への敬意と応援の気持ちが表れています。
一方で、「タイムは出ていない」「日本の100メートルの記録が2021年の山懸亮太選手が出した9秒95を4年間誰も突破出来ないのは日本選手の限界」といった厳しい見方も一部にあります。しかし全体としては、結果よりも桐生選手の頑張りと復活に価値を見出す声が多数を占めていました。
ライターコメント
桐生選手は、高校時代から注目されており、2017年に日本人で初めての秒台となる9秒98をマークしましたが、ここ数年は、病気やけがに苦しみ「来年は頑張ります」が常套句になっていました。この冬は、ジャンプ系のメニューをしっかりとこなせたといい、復活につながりました。SNSでも復活を喜ぶ声にあふれ、今回の走りに感動し「涙が出た」という感想も多数寄せられていました。