10月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みが一段と増してきました。
SNSでは「そろそろ温泉行きたい」という声が急増し、グーグルトレンドでも温泉地関連ワードが軒並み上昇。
そこで、グーグルトレンドで過去7日間の検索上昇率をリサーチし、この1週間で注目度の高かった温泉地をランキング形式でご紹介します。
※データ出典:グーグルトレンド(比較期間:10月7日〜10月13日/10月14日〜10月20日)
1位 伊東温泉(+7%)
静岡県・伊東温泉は、この週に唯一検索上昇率がプラスに転じた温泉地。
紅葉シーズンの始まりに加え、海沿いの宿の写真投稿が増加。「週末1泊で行ける距離感」と「足湯めぐりの楽しさ」がSNSで拡散されました。
観光・グルメ・温泉街の〝総合力〟が支持され、11日〜13日までの三連休明けでも関心が続いています。
SNSの声

観光・街歩き(40%)
「商店街が思ったより活気あって散策が楽しい」
「温泉街で足湯めぐりするだけでも癒やされる」
「レトロな雰囲気があって写真映えする」
宿・温泉の満足度(35%)
「源泉かけ流しの宿が多くて肌がすべすべに」
「露天風呂から海が見えるの最高」
「コスパ良くてまた行きたい」
アクセス・利便性(25%)
「東京から電車一本で行けるのが便利」
「週末の1泊旅行にちょうどいい距離感」
「踊り子号でのんびり移動する時間も好き」
2位 山代温泉(−1%)
北陸新幹線の延伸で注目が高まる山代温泉は、検索上昇率こそ横ばいながら、SNSでの体験共有が活発。
「加賀の食」「老舗旅館の丁寧なもてなし」など、滞在型の投稿が増え、リピーター層の厚みを感じさせました。
三連休後は検索数が一時的に落ち着いたものの、秋旅の定番地としての存在感は健在です。
SNSの声

旅館の魅力(45%)
「老舗旅館のサービスが丁寧すぎて感動」
「部屋食が豪華で〝非日常感〟を味わえた」
「温泉街の雰囲気も落ち着いていて大人向け」
グルメ・ご当地料理(30%)
「加賀野菜を使った料理が美味しかった」
「朝ごはんの味噌汁が絶品」
「地酒の飲み比べが楽しめる宿が多い」
観光・街並み(25%)
「九谷焼のギャラリーが点在していて歩くだけで楽しい」
「総湯がきれいに改装されていて快適」
「昔ながらの温泉街の風情が残ってる」
3位 下呂温泉(−2%)
岐阜県の下呂温泉は、三連休の混雑を避けた“落ち着き旅”として安定した関心を維持。
検索上昇率はわずかに減少したものの、「肌がつるつるになる湯」や「飛騨川沿いの紅葉風景」など、体験共有の投稿が目立ちました。
特に湯めぐり手形を使った投稿が好反応を集めています。
SNSの声

泉質・湯めぐり(50%)
「お湯がとろっとしていて肌がしっとりする」
「3つの共同浴場めぐりが楽しかった」
「街全体が〝温泉の香り〟で包まれてる」
景観・癒し(30%)
「飛騨川沿いの風景が最高の癒し」
「夜のライトアップが幻想的」
「橋の上から見る温泉街の灯りが好き」
宿泊体験(20%)
「老舗旅館でも意外と手ごろな価格」
「露天風呂付き客室が想像以上によかった」
「スタッフの接客が温かい」
4位 湯河原温泉(−4%)
神奈川県の湯河原温泉は、熱海・箱根と比べて人出が少なく、静けさを理由に選ぶ層が目立ちます。
三連休明けは検索がやや減少したものの、SNSでは「落ち着く」「帰ってきたくなる」といった言葉が多く、リピート温泉としての評価が安定。
首都圏から車で行ける手軽さも根強い人気要因です。
SNSの声

静けさ・落ち着き(40%)
「熱海よりも人が少なくてのんびりできる」
「川のせせらぎが聞こえる宿に癒された」
「都会の喧騒を忘れられる場所」
グルメ・温泉街散策(35%)
「スイーツめぐりが意外と楽しい」
「小さなカフェやパン屋が点在してる」
「海鮮料理がどこも新鮮でおいしい」
アクセス・リピーター投稿(25%)
「東京から車でも電車でも行きやすい」
「何度行っても飽きない安心感」
「家族旅行の定番になってる」
5位 定山渓温泉(−5%)
北海道の定山渓温泉は、紅葉シーズンのピーク(10月上旬)を過ぎた影響で検索上昇率がやや減少。
ただしSNSでは、紅葉の名残を楽しむ投稿や「次は冬の雪見風呂に行きたい」という声が多く、季節の変化に合わせて関心が移行している様子が見られます。
SNSの声

紅葉・自然の美(50%)
「渓谷の紅葉がまるで絵画みたい」
「朝のもやと紅葉が重なる瞬間が絶景」
「秋の定山渓は北海道で一番好き」
宿・温泉の満足度(30%)
「露天風呂からの眺めが最高」
「食事のクオリティが高い」
「高級感のある宿が多く、女子旅にもぴったり」
観光・写真投稿(20%)
「フォトスポットが多くてカメラが止まらない」
「夜のライトアップが幻想的」
「紅葉シーズンは予約必須」
6位 熱海温泉(−8%)
7位 鬼怒川温泉(−9%)
8位 鳴子温泉(−10%)
9位 塩原温泉(−12%)
10位 那須温泉(−16%)
今週の感情トレンド
全体として、三連休明けは検索関心がやや落ち着いたものの、SNS上では旅の記録や余韻をシェアする投稿が増加。
「もう一度行きたい」「次は家族で」など、温泉体験を日常化する声が多く見られました。
この秋の動きは、旅行ブームの一過性を超え、心のリズムを整えるための習慣としての温泉人気を示しているといえるでしょう。












