スーパーや鮮魚店のショーケースに、整然と並ぶカニのパック。しかし、岩手県陸前高田市の「荒木鮮魚店」で、そんな常識を覆す光景が目撃されました。なんと、パッキングされたはずの毛ガニたちが、次々と「脱走」を図っているのです。
こちらは、荒木鮮魚店の公式Xである幸丸(@skanayaneko)に投稿された写真です。

パック詰めにされても止まらない「生命力」
ショーケースを覗くと、一杯ずつ丁寧にパック詰めされた旬の毛ガニたちがずらり。しかし、よく見ると何杯かのカニが自力でラップを突き破り、外へとはい出しています。

この驚きの光景について、店主の息子である荒木ゆうきさんに話を伺うと、「とにかく活きがよすぎて、脱走してしまうんですよ」とのことです!
地元・陸前高田で獲れたばかりの毛ガニ、パックに収まりきらないほどのパワーに溢れているということなのでしょうか…。
逃げ出したカニを戻すのは大変そうですが、荒木さんによれば従業員の皆さんは「活きのいい毛ガニには慣れっこ」で、特に困ることもなく、日常の風景として楽しみながら作業されているそうです。
今がまさに旬!プロが教える「最高の食べ方」
三陸の冬から春にかけて、毛ガニはまさに今が一番の旬。鮮度抜群の毛ガニをどう味わうのが正解なのでしょうか。荒木さんに「一番おいしい食べ方」を伝授していただきました。
荒木さん:「毛ガニはやっぱりカニ味噌が絶品。ボイルして身と一緒に味わうのが、一番のおすすめですね」
さらに、荒木鮮魚店のように獲れたてを扱う店だからこそ楽しめるのが「お刺身」だといいます。新鮮な毛ガニの身は甘みが強く、ボイルとはまた違った贅沢な味わいを楽しめるとのこと。
地元の「旨い」を届けたい
ここでせっかくなので、荒木さんに毛ガニ以外のオススメも教えていただきました。
荒木さん:「もうすぐ終わりですが、タラの白子は絶品ですよ。それから三陸のマガキですね。そして意外と知られていないのが『間引きワカメ』です」

間引きワカメは、これから収穫期を迎えるワカメを間引く際に、間引かれた若いワカメのこと。シャキシャキとして、とっても美味しいそうですね。
最近では、荒木鮮魚店のXを見たお客さんが遠方から来ることもあるのだとか。公式LINEで全国にも発送してくれるそうですが、新鮮な魚介類を見てみたい人は、ぜひお店に足を運んでください。
■荒木鮮魚店 幸丸(@skanayaneko)
ライターコメント
「脱走中」の毛ガニたちがかわいくて、思わず「頑張れ!」と応援したくなりますよね。だけど、その味も気になるという…。荒木さんおすすめの「カニ味噌をボイルで」も魅力的ですが、間引きワカメもとっても気になります。三陸の豊かな海と、それを支える鮮魚店さんの活気がこちらまで伝わってきました。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。












