株式会社ポケモンは26日、ゲームソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が1996年の発売から30周年を迎えるのを前に、周年企画「ポケモン30周年、はじまる」キックオフ発表会を東京・六本木の東京ミッドタウンホールで開催しました。
約10年ぶりとなる国内線就航を含むANAの「ポケモンジェット」復活のほか、プロ野球12球団との大型コラボなど重大発表が目白押し。小さなモノクロのドット絵から世界的なコンテンツへと成長した30年の歩みと、今後の展開の鍵となる「動詞(始まる・歌う・食べる)」をテーマにした新プロジェクトの全貌をレポートします。
「ポケモン30周年、はじまる」キックオフ発表会に来ております。 #ポケモン30周年 #ポケモン pic.twitter.com/a2XbawJx1Z
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30年の歩みを振り返り
発表会には、同社代表取締役COO(最高執行責任者)の宇都宮崇人氏が登壇。

宇都宮COOは、「30年前、ポケモンはモノクロの小さなドットの画面の中から始まりました。1本のゲームソフトから生まれた世界は、カードゲームやアニメーション、そしてスマートフォンを通じた『Pokémon GO』や『ポケモントレーディングカードゲーム ポケット』へと広がってきました。日本で生まれた小さな存在は、今や地域や言語の壁を越え、世界中で親しまれています」と、30年の歩みを振り返りました。
30周年コンセプトの一部を発表
宇都宮氏は、今後1年を通じて展開される30周年の取り組みについて、「動詞」をキーワードに、多様な体験を届けていくと説明しました。

<始まる>
「ポケモンに初めて触れる方にも、久しぶりに戻ってくる方にも楽しんでいただけるよう、今ここから始められる入り口を用意します」
<歌う>
「音楽を通じて、仲間や家族と一緒に盛り上がれる心躍る企画を準備しています」
<食べる>
「日常の食のシーンにポケモンが彩りを添え、楽しさを共有できる体験も計画しています」
記念プロジェクト
今後1年間にわたって展開される記念プロジェクトや、パートナー企業との取り組みについても紹介されました。
ポケモンジェット

ANAとは、ポケモン誕生30周年を記念し、赤・緑・青をコンセプトにした特別塗装機「ポケモンジェット」3機を2026年中に就航すると発表。国際線に加え、約10年ぶりに国内線での運航も予定されています。
プロ野球12球団とコラボ
「ポケモンベースボールフェスタ2026」としてプロ野球12球団とのコラボも発表されました。
「ポケモン30周年、はじまる」
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会場には、日本プロ野球12球団のユニホームを着用したピカチュウが登場し、観客の注目を集めました。また、読売ジャイアンツの田中将大選手から寄せられたお祝い映像も上映され、30周年の節目にふさわしい演出となりました。
ゲストが選ぶ「考え抜いたお気に入りポケモン」
ゲストとして、俳優の高杉真宙さん、山本美月さん、永尾柚乃さん、お笑いコンビのレインボーが登壇し、それぞれのポケモンとの思い出を語りました。

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高杉真宙さん → フライゴン
「一目惚れでデザインがすごく好きで、それ以来ずっと手持ちのチームに入れている僕の相棒です」 -
山本美月さん → プリン
「ほんのり甘い香りがする設定や、歌がちょっと下手なところも含めて可愛くて。いっぱい練習している姿を想像すると愛おしいです」 -
永尾柚乃さん → カヌチャン
「鉄くずで自分だけのハンマーを、納得いくまで作り続ける頑張り屋さんなところがすごく可愛くて、いつも応援したくなります」 -
レインボー・たかおさん → ヤドン
「他人とは思えないというか、大人になってからシンパシーを感じる存在。フォルムもどこか自分に似ていて、可愛らしくて好きです」 -
レインボー・池田直人さん → ヒノアラシ
「最初の旅のパートナーで、僕のポケモンはヒノアラシから始まりました。今も等身大のぬいぐるみがベッドの横にあります」

トークセッションでは、巨大な年表を使いながら、幼少期に触れたポケモンの思い出や印象に残っている作品について語り合い、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
このほか、30年の歩みを振り返る特別展示や、パートナー企業とのタイアップ企画、記念ケーキの披露も行われ、ポケモンが築いてきた歴史と、今後への期待を強く印象づける内容となりました。
ライターコメント
ポケモン30周年イヤーは、今回の発表会を皮切りに、ゲーム、アニメ、イベントなど多方面で展開される予定です。世代を超えて親しまれてきたポケモンが、次の時代にどのような物語を描いていくのか、注目が集まっています。
今回の発表会を取材して、強く感じたのは、ポケモンが30年にわたり、多くの人の記憶や時間に寄り添ってきた存在だということです。「30周年、はじまる」という言葉には、これまでの歩みへの感謝と、次の世代へ物語をつないでいく意思が込められているように感じました。
巨大な年表を前に語られる思い出や、世代や分野を越えたコラボレーションの数々から、ポケモンが今もなお広がり続けていることが伝わってきました。NPBとコラボしたピカチュウの可愛らしさも印象的で、数多くの〝弾〟が用意される30周年は、ファンにとって忙しくも楽しみな一年になりそうです。












