大阪の天王寺動物園に、大きな大きな3頭が海外からやってきました。3月11日、遠くマレーシアから3頭のマレーシアゾウが入園したのです。

「マレーシアゾウ保護プログラム」による入園
天王寺動物園では2018年に「ラニー博子」が惜しまれつつこの世を去って以来、ゾウのいない状態が続いていましたが、今回の来園により、実におよそ8年ぶりにその雄大な姿が見られることになります。
今回の導入は、マレーシアの「Zoo Taiping & Night Safari」と結んだ「マレーシアゾウ保護プログラム」に基づくもの。
天王寺動物園によると、展示だけではなく、絶滅危惧種であるマレーシアゾウの保護と繁殖、そして教育を目的とした国際的な連携によって実現したということです。
やってきたのは、オス1頭とメス2頭の計3頭です。
KELAT(クラッ/20歳・オス):立派なキバを持つ、グループの大黒柱。

DARA(ダラ/14歳・メス):10代らしい活発さが期待される女の子。

AMOI(アモイ/9歳・メス):3頭の中で最も若く、これからの成長が楽しみな一頭。

企業や地域の支援が支えた「大移動」
巨大なゾウの輸送は、まさに一大プロジェクト。今回の来園にあたっては、象印マホービンが輸送費の一部を、クボタが健康管理に欠かせない「体重計」を寄贈するなどの協力が寄せられました。
地域と企業、そして国境を越えた「支援の輪」が、3頭の旅路を支えました。
お披露目は検疫期間を経てから
現在は検疫期間中のため、一般公開までにはもう少し時間が必要です。園は「お披露目日については改めてお知らせする」としており、3頭が日本の環境にゆっくりと慣れていくのを静かに待ちたいところです。
戦後の天王寺動物園を支えてきた「春子」「ユリ子」「ラニー博子」。ゾウたちが紡いできた歴史のバトンが、いま、クラッ、ダラ、アモイの3頭へと手渡されました。
ライターコメント
今回の3頭は、マレーシアでの保護を経てやってきた「保護個体」でもあります。3頭が大阪の地で新しい家族として馴染んでいく姿を、見守っていきたいと思います。ちなみに、ゾウだけに「象印マホービン」が協賛しているというシャレのような真面目な話が個人的にはツボでした。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。












