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存在自体がエイプリルフール!?天竺川原×真空ジェシカ川北『NEWSクライシス』が仕掛けた「スタッフ中継」の衝撃

By - emogram編集部
エンタメ

テレビ大阪で放送中の『NEWSクライシス』(毎週水曜・深夜1時35分)が、深夜帯のコアな視聴者の間で熱烈な支持を集めています。

番組は、「現代日本が直面する危機(=クライシス)に切り込む」という硬派な建前を、お笑い界屈指の奇才であるMCの天竺川原さん(46)とコメンテーターの真空ジェシカ・川北茂澄さん(36)が華麗に覆していく、他に類を見ない革新的な形態をとっています。

「唯一の良心」が崩壊!?真面目な花粉症特集を襲った異変

3月25日放送の第8回は、日本人の約4割が発症しているという「花粉症危機」を特集。番組では、花粉症の基礎知識や生活への影響、そして実際に悩む人々の〝生の声〟が紹介されました。

なぜ分けた? 緻密なフリップに視聴者困惑

川原さんは手元のフリップを使い、「花粉症と風邪の症状の違い」を解説し始めます。しかし、そこに用意されていたのは18分割に細分化された捲りシール。

「どれからいきましょうか」と促す川原さんに対し、川北さんも「えーっと左上の…」と、まるでクイズ番組のパネル回答者のように呼応。本来なら一気に提示すべき比較表を、一箇所ずつじっくりと捲っていくという気の遠くなるような作業が繰り返されます。

最終的に川原さんは、何の躊躇もなく残りのシールをすべて剥がし尽くすという、丁寧なのか雑なのか判別不能な暴挙に出ます。「解説」という当初の目的を置き去りにしたまま、視聴者の「困惑」だけが倍増していくという、番組の本領発揮とも言える一幕となりました。

事故か演出か…視聴者の心に「遺恨」を刻んだ「中身ゼロ」の中継

これまでの放送において、奇才2人の掛け合いによる予測不能な「脱線」を繋ぎ止めていた〝唯一の良心〟は、丁寧に作り込まれた「特集VTR」の存在でした。しかし、この日の放送でついにそのパワーバランスが崩壊します。

待てど暮らせどVTRは流れず、代わりに花粉に悩む当事者との「中継」が繋がります。そこに現れたのは、番組スタッフの山﨑さん(のちにエンドロールで番組ディレクターと判明)。

山﨑ディレクターとの不毛なラリーは番組終了まで続き、「わざわざ中継を繋ぐ不可解さ」や「中継を繋ぐまでもない空虚なやり取り」といった、ある種の〝遺恨〟を視聴者の心に刻みました。

さらに追い打ちをかけるように、今回はファンが待ち望む川原さんのお決まりの「締め台詞」もなし。釈然としない空気だけを残したまま、無情にもエンディングを迎えました。

【動画】丁寧なVTRを捨てた『NEWSクライシス』第8回の衝撃

番組は、4月1日の夜8時よりYouTubeにて最新回(第9回)を先行公開。その後、深夜1時35分からは地上波での放送を迎えます。

もはや番組の存在そのものが、壮大な〝エイプリルフール〟ではないかと錯覚させるほどの不条理さ。次は一体どんな「危機」で私たちを翻弄してくれるのでしょうか。川原さんと川北さんが作り出す、出口のない異世界をさまよう〝漂流者〟たちが、今夜も静かに増殖しそうです。

「広告動画の方が内容が濃い」「過去最低のクオリティを更新」

第8回「花粉症危機」の放送を受け、SNSでは、あまりの内容の薄さに「見た人と見てない人で情報格差がない」「広告動画の方が内容が濃い」と呆れ果てる声が目立ちます。あまりの不毛さに、中には「なぜ見てしまったのか情けない」と自責の念に駆られる視聴者まで出現。

そんな中、「見ると後悔するのに更新が楽しみ」という不可解な中毒性に抗えないファンも多く、毎週欠かさずチェックしてしまう自分自身こそが〝最大のクライシス〟であると自虐的に楽しむ層が一定数存在します。

また、笑いの面では、奇才たちの細かなボケが光ったようで、「伸ばす必要のない指し棒」や「全くめくる必要のない比較フリップ」といった、シュールな小道具の使い回しに爆笑を誘われたという声が相次ぎ、「毎回、過去最低のクオリティを更新してくる」という逆説的な称賛も寄せられています。

さらに、興味深いことに、その情報の少なさが現代のストレス社会にマッチしているのか、「副交感神経が優位になる」「瞑想や安眠に最適」といった、癒やしやリラックス効果を報告する声も散見されました。

総じて、今回の「VTRなし」という実験的な構成には、「中継の意味がなさすぎる」「間延びして長く感じた」といった手厳しい批判や、お決まりの締め台詞がなかったことへの不満も漏れています。

期待と困惑、そして癒やしが入り混じるこの反応こそが、川原さんと川北さんが作り出す唯一無二の世界観の証と言えるでしょう。

ライターコメント

いち番組ファンとして、まさかの「VTRなし」という異例の事態に、期待と不安を抱えながら画面を注視しました。結果、既存のテレビの枠組みを嘲笑うかのような展開に、最終的には「次回もまた見よう」という楽しみが勝っていました。今回の暴挙に、スタッフの皆さんも日常の〝クライシス〟に疲弊されているのでは…と一抹の不安を覚えますが。もはや生活の一部となりつつあるこの革新的番組の最新回を首を長くして待ちたいと思います!

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