市川市動植物園で開催されたこどもフェスティバルの様子=間さん提供

「すべてのファミリーを笑顔に」市川生まれの姉妹が、パンチくんで沸く動植物園での開催に込めた想い

By - emogram編集部・ゆんち
ライフ

パンチくんの話題で全国から注目を集める市川市動植物園(千葉県)。その賑わいの中で先日開催された「こどもフェスティバル」が、大きな反響を呼びました。このイベントを運営した「全国こども未来プロジェクト」の代表、間(はざま)美希穂さんに、開催の舞台裏と開催に込めた想いを聞きました。

地元・市川で育った姉妹の「恩返し」

「全国こども未来プロジェクト」は、代表を務める間さんと妹の小堀友貴穂さんの姉妹2人で運営しているそうです。

今回フェスティバルを開催した会場は、パンチくんで話題の市川市動植物園。全国的にも注目を集める会場での開催にあたり、間さんが準備を進める中で心掛けたのは、「何よりもお客さまが楽しめる空間にすること」だったといいます。

間さん:「私たち姉妹は生まれも育ちも市川市で、この市川市動植物園には子どもの頃から何度も来ていましたが、子育てをするようになった今、子どもを連れてさらに遊びに来る頻度が増えました。市川市の子育て世帯の憩いの場だと思っています」

小堀さん(左)と間さん

地元市民として園を愛してきた間さんだからこそ、今回の開催には特別な決意があったといいます。

間さん:「地元市民に愛される動物園の『パンチくんだけではない魅力』を感じてもらい、『楽しかった!また来たい!』、そう思ってもらえる一助になれたら…という思いで準備を進めました」

「動物さんファースト」の運営を徹底

多くの来園者が予想される中、間さんが最も気を配ったのは、園の主役である動物たちへの配慮でした。間さんは、事前の準備も念入りに行いました。

間さん:「動物園なので、動物さんたちが最優先です。動物さんのストレスにならないように、各店舗の取り扱う商品を隅々までチェックして、受け取り手(商品を買うお客さま)が不快に思わないか、動物園という色に合っているかを確認しました」

当日は、約20の雑貨店や飲食店などが出店したため、間さんは各店舗の担当者向けに動物園内での立ち振る舞いまで説明した注意事項を作成したそうです。「動物さんファーストで開催が行えるように周知を徹底しました」(間さん)

市川市動植物園で開催されたこどもフェスティバルの様子=間さん提供

子どもたちの笑顔が溢れたフェス会場

そうして迎えた開催日、会場は終始賑やかで、子どもたちの笑顔に溢れていました。

間さん:「嬉しかったのは『こどもフェスティバル目当てで来た』というお客さまが一定数いらしたことです。『パンチくんを見て、こどもフェスティバルで遊び、ほかの動物さん達も見る』。この流れで園内を楽しそうに周遊するご家族が多くいたように感じました」

また今回、来園者の心をつかんだ一つに動物モチーフの商品がありました。開催地が動植物園だったこともあり、売れ行きも好調だったようです。

間さん:「各店舗の方が『自分の商品を売りたい!』ではなく、『お客さまを楽しませたい!』という思いの方ばかりでした。結果としてお客さまの満足度にも繋がったのではないかと感じています」

一方で間さんは、動物園での開催に課題も見つかったといいます。

間さん:「今後は、食品を取り扱う方を増やせたら…と思っています。どうしても匂いや音を厳重にチェックしているため、お呼びできる方が限られるのですが、お客さまの人数に対して食品が少ないと満足度は下がってしまいます。今後はもう少し改善できればと思っています」

全国こども未来プロジェクトの使命

最後に、間さんたちが活動する「全国こども未来プロジェクト」の使命について聞きました。

間さん:「全国こども未来プロジェクトは、みきちゃん、ゆきちゃんの2人組です!この姉妹が中心となり、子育て世帯、とりわけ孤立しがちな子育て中の保護者、(特に母親)に対して、地域のつながりの中でリフレッシュと安心を感じられる機会を提供し、家庭と地域が一体となって子どもたちを育む環境づくりを目指しています」

プロジェクトの活動場所は市川市に限らないそうです。「全ての地域を子ども達とママパパの笑顔で溢れさせます。イベントを開催したい方、子ども達を楽しませたい方はぜひご連絡ください😊♡」(間さん)

ライターコメント

市川市動植物園が大切にしている「動物ファースト」を、運営側である間さんたちが理解し、出店者に浸透させていたこと。その連携があったからこそ、パンチくん旋風の中でも、誰もが安心して楽しめる「憩いの場」が守られたのだと感じました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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