女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第19話が23日放送され、りんの愛娘・環(宮島るかさん)の好物を通じて描かれた、環の祖母・貞(根岸季衣さん)の孫への不器用な愛に多くの視聴者が感動。Xではこの日、「小魚の佃煮」というワードがトレンド入りしました。
ひとり「地獄の奥田家」へ
この日の放送では、りんの夫・亀吉(三浦貴大さん)が、りんを連れ戻そうと、手下を使って東京にいるりんから娘を連れ去りました。りんは環を取り戻すため、ひとり「地獄の奥田家」へ向かいました。
帰郷したりんは久しぶりに幼なじみの竹内虎太郎(小林虎之介さん)と再会。りんは、環が連れ去られたことを教えました。虎太郎によると、運送業で財を成した奥田家は、りんが失踪した火事の後も繫盛していましたが、亀吉の酒癖の悪さは相変わらずで評判はよくないといいます。りんは心配する虎太郎をよそに単身奥田家に乗り込みました。
離縁を願い出るりん
屋敷に入ると、環が「かか」と言って駆け寄ってきました。亀吉と対峙したりんは離縁を願い出ました。亀吉は、離縁は構わないが、環は渡さないとし、「離縁すんなら置いて出ていけ」と言い捨てました。
りんは「それなら、環を女学校にやってくれませんか?」と懇願しますが、女が学をつけることが許せない亀吉はこれを拒否。りんはそれなら渡せないと言い、「お金の心配ならいりません。私、私、ナースになります!」と啖呵を切りました。りんはナースの説明をしながら、自分自身を納得させていきました。そして「ここであなたに女だからとののしられて生きるより、苦労しても自分の手で環を育てたほうがずっといい。この家では、環は…女は幸せになれない」と言い放ちました。
「くれてやればいいべ、娘なんて!」
カッとなった亀吉が手を上げようとした時に、貞が襖をあけて入ってきました。「くれてやればいいべ、娘なんて!」と言う貞は「娘は金喰い虫だ。どうせ嫁にやることんなる。落ちぶれた武家の娘の子じゃもう大した箔もつかねぇわ」と続けました。亀吉はその言葉に困惑。「環も東京であっちの家に染まっちまって…ちっともかわいくねぇ」と愚痴りましたが、その表情はどこかさびしそうでした。
環を連れて奥田家を出たりんは、「環、あっちのおうちでお熱出なかった?」と尋ねました。環は「うん」と言い、「ばあちゃんのお魚、おいしかった」と続けました。りんはその言葉を聞き、義母の本心に気づきました。
「女で、ばばあだ! クソばばあだ」
奥田家の台所では、鍋に貞が煮た小魚の佃煮がありました。環の大好物で、貞はりんが作った方の佃煮を食べて「ふん…薄いね…」とつぶやきます。そこに亀吉がやってきて「クソッ、女のくせに偉そうに。東京のあのクソばばあつれて生きていける訳ねえべ。おっかぁ、酒」と苛立ちました。たまらず貞は息子の頭をひっぱたいて「オラも女だ」とピシャリ。「おっかぁ…」と驚く亀吉に「女で、ばばあだ! クソばばあだ」と語気を強め、もう一回頭を叩きました。
SNSの反応まとめ(コメント分析)
『風、薫る』第19話の放送に対し、X上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部で、放送後、Xに寄せられた投稿の中から200件のコメントを独自に分析したところ、視聴者の反応は以下の通りに分類されました。
SNS上の反応
- 感動・応援 (52%)
- 批判・不満 (48%)
【分析データ】
調査対象: X上の『風、薫る』第19話に関連するコメント
分析期間: 4月23日8時15分~9時30分
サンプル数: 200件
分析手法: テキストマイニング
【分析結果】
感動・応援(52%)
批判・不満(48%)
「亀吉の母ちゃん、ちゃんと環の好物を分かってたのか」
SNS上のコメントを見ると、義母・貞の予期せぬ言動に大きな反響が寄せられています。「嫁ぎ先の旦那がクソで、義母もクソだと思ってたけど…そうでもなかったんだな。よかった」「亀吉の母ちゃん、ちゃんと環の好物を分かってたのか 救いがあってよかった」など、冷酷に見えた姑の隠れた理解や優しさに対し、感動と安堵のコメントが溢れました。
また、物語の根底にあるテーマについて「社会の構造を変えるべく、動いてる人たちに心動かされるよ」と共感する声も上がっています。一方で、厳しい意見も見受けられます。展開の速さへの指摘のほか、「栃木弁が聴き取りにくいし、そのせいか俳優さんたちの演技があまり深みを感じられない」「人気アーティストの主題歌に『既視感』」など、演出や方言に対するネガティブな不満も寄せられています。
「ツッコミどころの多いドラマ」との指摘もありつつ、奥田家問題のひとまずの解決や、社会の壁に挑む登場人物たちの姿に心を動かされる視聴者は多く、今後の展開に注目が集まっています。
ライターコメント
「憎き義母」だと思っていた貞の、不器用ながらも深い愛情に目頭が熱くなりました。男尊女卑の価値観が根強い時代の中で、ダメ息子に放った「オラも女だ」「クソばばあだ!」という痛快な一撃には思わず拍手喝采。 逆境を跳ね除け、自らの足で歩み始めたりんと、それをこっそり後押しした貞。女性たちの力強い生き様から、今後も目が離せません。






