アクアさんのX(@aquatokk)より

驚愕!来園者を追いかけるテナガザル…マレーシアの自由すぎる動物園に迫る

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

動物園で飼育されている動物が展示場から逃げ出してしまう「脱走」のニュース。日本では安全管理の観点から大きな話題になりますが、海外の動物園に目を向けてみると、私たちが驚くような「自由すぎる」光景が広がっているようです。

ときわ動物園での「シロテテナガザル脱走」騒動

今年3月26日、山口県宇部市の「ときわ動物園」で、シロテテナガザル1頭が一時的に展示場から逃げ出すという事案が発生しました。

同園の展示は、テナガザルの「水を怖がる性質」を利用し、水路で囲むことで柵をなくした自然に近い環境を作っていましたが、当該のサルはその水路を渡り、来園者が歩く園路に侵入してしまったのです。

幸いにもサルは5分後には自ら展示場へ戻りましたが、ときわ動物園は「ご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。十分な安全対策ができるまでの間、シロテテナガザルの展示を中止するなど、厳粛な対応をとりました。

一方、マレーシアの動物園では…園路に普通にサルがいる!?

日本では騒動になるサルの逸走ですが、ところ変われば常識も変わるようです。マレーシアのペナン島に在住し、年間100回も国内外の動物園や水族館を巡るというアクアさんのX(@aquatokk)の投稿を見るときっと驚くのではないでしょうか。

アクアさんのX(@aquatokk)より

アクアさんが紹介したのは、マレーシアにある「タイピン動物園」でのワンシーン。なんと園路に、テナガザルが普通に座ってくつろいでいるのです!しかも次の瞬間、そのテナガザルは嬉しそうに観光客のもとへ向かい、追いかけるという始末。

このサルは、もちろん野生ではなく園内で飼育されている個体です。アクアさんによると、以前は「食事や睡眠の際には展示場に帰っていた」そうですが、最近ではすっかり帰らなくなり、園内を自由に放し飼い状態(?)になっているのだとか。

アクアさん提供

さらに今月撮影された様子では、園内を自由に動き回り、ウサギの展示場にお邪魔してウサギのおやつをつまみ食いしていたそうです!

ちなみに、タイピン動物園の展示場もときわ動物園と同様に水で仕切られているそうですが、アクアさんによれば、「木々が生い茂り、水も浅いため、脱走しやすいのだと思います」とのこと。

タイピン動物園のテナガザルの展示場=アクアさん提供

実は「天王寺動物園のゾウ」と深い繋がりが!

日本の常識からすると信じられないほど自由な環境のタイピン動物園ですが、実は日本の動物園とも深い繋がりがあります。先日、大阪の「天王寺動物園」に3頭のゾウがやってくるという嬉しいニュースがありましたが、移送にあたり、この3頭はタイピン動物園を経由して日本へ来ました。

アクアさんによると、3頭は実際には「クアラガンダ国立ゾウ保護センター」の出身ですが、検疫や書類の都合で一時的に別の動物園に籍を移してから海外へ移送することがあり、今回もその流れだったそうです。

同じテナガザルでも、5分の脱走で展示中止になる日本と、ウサギのおやつをつまみ食いしながら園路でのんびり過ごすのが日常になっているマレーシア。動物園のあり方やお国柄の違い、そして知られざる移送の裏事情まで感じる、なんとも興味深いエピソードでした。

アクアさん提供

ライターコメント

ときわ動物園のニュースを見た時は「5分で自分から帰ってきたなんて、偉いなあ」と思っていたのですが、アクアさんの投稿したマレーシアのタイピン動物園の映像を見て度肝を抜かれました。園路に普通にテナガザルがいるなんて、日本では絶対にありえません…。しかも、天王寺動物園にやってきたゾウさんたちの経由地だったとは…。国によって動物との距離感や飼育のルールがこんなにも違うのかと、動物園の奥深さを改めて感じました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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