群れ入りに向けて奮闘するパンチくんで話題になっている、千葉県の市川市動植物園。ここのサル山はコンクリートの岩肌が広がり、一見すると少し無機質な空間に見えるかもしれません。しかし、じっくりと観察してみると、そこにはサルたちが退屈せずに過ごせるよう、飼育員やスタッフが趣向を凝らした「遊びの工夫」がたくさん散りばめられています。
自然の恵みは、最高のおやつであり「おもちゃ」
まず注目したいのは、サル山の周辺にある木々や葉っぱです。パンチくんやほかのサルたちが、木の葉を口にして「はむはむ」とおいしそうに味わっている姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この葉っぱは、サルたちにとって〝おやつ〟のような存在になっています。また、木に登って遊んだり、落ちている小枝を握ったりと、重要なおもちゃにもなっているようです。

ときには一本の枝をめぐって、サル同士で可愛らしい取り合いをしている微笑ましい姿を観察することもできます。
消防ホースが大活躍!パンチくんお気に入りの新遊具
そして最近、サル山の様子を映した画像が市川市消防局の公式Xで紹介され、話題になったアイテムがあります。 実はこれ、先日サル山に導入された「使わなくなった消防ホース」なのです。

もともとは市川市消防局からスマトラオランウータンの遊具用として譲り受けていたものを、最近になってサル山にも設置したのだそう。
丈夫でしなやかな消防ホースは、ぶら下がったり登ったりと、サルたちにとって最高のアスレチックになっています!パンチくんもすっかりお気に入りの様子で、器用に足だけでぶら下がって楽しそうに遊ぶ姿も度々目撃されています。
遊びの環境づくりに込められた愛情
サルたちにとって「遊ぶこと」は、筋力やバランス感覚を養い、群れの中でのコミュニケーションを学ぶための大切な時間です。
限られた空間の中で、少しでも豊かな時間を過ごしてほしい…。そんな飼育員やスタッフたちの愛情と工夫が、これらの遊具や環境づくりには詰まっています。
次に市川市動植物園のサル山を訪れた際には、ぜひサルたちを夢中にさせている「遊具」にも注目してみてくださいね。
ライターコメント
サル山の消防ホース、パンチくんが足でぶら下がって無邪気に遊ぶ姿は本当にかわいくて、こちらまで笑顔になってしまいます。何気なく見ていた風景の中ですが、少しだけ視点を変えて観察すると、動物たちへの深い愛情とアイディアが隠されていることに気づきます。
<ライタープロフィル>ゆんち
2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。
現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。
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