女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第115話が4日放送され、貧困によって教育機会を得られなかった「2代目夕凪」こと元女郎の魚住セツ(村上穂乃佳さん)に、直美とりんが「今やれることをやる」という姿勢を示し、セツが新たな一歩を踏み出す展開に視聴者が沸き、Xではこの日、前日に続き「セツさん」というワードがトレンド入り。また、この日の放送では、「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)がラストシーンに再登場。りんと心を通わせながらも、実家の事情をきっかけに別れを選んだシマケンが、再びりんの前に姿を現す展開に、「シマケン」もトレンド入りを果たしました。
セツの対処により軽症で済んだ患者
寛太(藤原季節さん)のもとで派出看護に携わるセツの要請で、男性患者のもとへ駆けつけたりんは、濡れた手ぬぐいを首に巻くなど冷静な処置を施し、日射病の可能性を告げて安心させます。
患者の傍らに残された水の残量に気づき、水を飲ませたおかげで軽い脱水症状で済んだと安堵。そして、りんは、同行した寛太に「わかりましたか。看護は、人の命に関わる仕事です」と言いました。
「ここで一緒に働きませんか?」と呼びかける直美
事務所に戻ったりんは、直美に事情を説明しました。そんな中、セツは改めて看護について、「怖い仕事だよ…」と自らの知識不足と責任の重さに怯えました。
りんたちに頭を下げて去ろうとするセツに、直美は「ここで一緒に働きませんか?」と呼びかけます。しかし、読み書きができない自分は何も役に立たず、直美たちとは違うと弱音を吐きます。すると話を聞いていたりんと直美の同期で、一緒に働く織田しのぶ(木越明さん)が「(私たちも)血のにじむ思いでやっと、自分の道を選んできたのよ」と言い切り、その言葉を引き取った直美は、セツに「考えてみてください」と重ねて声をかけました。
「ほんの小さなことだとしても、今やれることをやる」
その後、寛太の元を訪ねた直美は、「患者さんのことで、何かあったらいつでも報せに来て」と告げます。寛太から「セツだけ引っ張って、何かが解決するのか?」と問われた直美は、自身の行動が根本的な解決にならないことを認めつつも、「ほんの小さなことだとしても、今やれることをやる」と言いました。
「看取ることができたので。それだけで…」
直美たちの思いを受け止めて、恵風看護婦会にセツが姿を現し、「お願いします」と深々と一礼しました。
直美とりん、しのぶは笑顔でセツを迎え入れました。セツは恵風会に身を置き、掃除や薬の配置を学び、しのぶから文字を教わりながら自立に向けた道を踏み出しました。直美は、セツに母親と会えたことを報告。「そう…よかったの?会えて」というセツに、直美は「看取ることができたので。それだけで…」としんみりと語りました。
東京に引っ越してきたシマケンと遭遇する環
そんな中、りんの娘・環(瀧七海さん)はだんご屋の「田之上屋」で熱心に絵を描いていました。店内で接客する店主の丸山忠蔵(若林時英さん)に、1人の男性が「ご無沙汰しております」と声をかけてきます。
その人物はシマケンで、「あの時はいろいろとご心配を…」と謝罪しました。シマケンは大きくなった甥の文史朗(二ノ宮陸登さん)を連れ、ひと月ほど前に浜松の実家を引き払い、文史朗と東京に引っ越してきたといいます。
りんに深々と頭を下げるシマケン
そんな2人のやりとりに環が気づきます。「あの…」と声をかけた環は、恵風会へ向かい「お母さん!」と呼びかけます。
その言葉にりんが視線を向けると、そこには、環に連れてこられたシマケンがいました。シマケンはりんに向かい深々と頭を下げました。
SNS「今週はしのぶさんが最高にかっこいい」という称賛の声も
『風、薫る』の第115話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。
ライターコメント
第115話は、自分の無力さに打ちひしがれながらも、直美たちの言葉に背中を押されて新しい道へと踏み出したセツの姿に胸が熱くなる回でした。とりわけ、しのぶの厳しくも愛のある言葉は、彼女たちが歩んできた血の滲むような努力を知っているからこそ深く響きましたね。そして、なんと言ってもラストのシマケン再登場!長い月日を経て、甥の文史朗とともに東京へ戻ってきたシマケンと、りんの止まっていた時間がどう動き出すのか。次週の展開が待ちきれません。
『風、薫る』過去記事
NHK朝ドラ『風、薫る』(114)セツさんが再登場 寛太が明かした厳しい現実
NHK朝ドラ『風、薫る』(113)柳生、実はすでに調査中だった 直美とりんに明かさず
NHK朝ドラ『風、薫る』(112)美津さんの3年後に衝撃 視聴者「涙が止まらない」







