おたまの赤ちゃん。ヤクシマザルの赤ちゃんの体毛は黒っぽいのが特徴=沖縄こどもの国公式Xより

沖縄こどもの国でヤクシマザルの赤ちゃんが3頭誕生 名前はシルバーウイークの投票で決定

By - emogram編集部・ゆんち
アニマル

沖縄県の沖縄市にあり、たくさんの動物たちが暮らしている「沖縄こどもの国」。同園のヤクシマザル舎では、7月から8月にかけて3頭の赤ちゃんが誕生しました。そして今度のシルバーウイークに、この3頭にいよいよ名前がつきます。決めるのは、投票に参加するみなさん自身です。

台風の朝、ベテラン「おたま」が7頭目を出産

まずは、3頭それぞれがどんな出産劇の末に生まれてきたのか、飼育員の記録からたどってみます。

最初に誕生したのは、ベテラン母「おたま」の赤ちゃんでした。生まれたのは、強い台風が近づいていた7月10日の朝。「今日もみんな元気かな」といつものように健康観察に向かった飼育員は、おたまにしがみついていた去年生まれの「まどらー」の毛が、なんだかいつもより黒く見えることに気づきます。

よく見ると、それはまどらーではなく、生まれたばかりの赤ちゃんでした。

おたまの赤ちゃん。ヤクシマザルの赤ちゃんの体毛は黒っぽいのが特徴=沖縄こどもの国公式Xより

おたまの赤ちゃんはこれで7頭目で、おたまの子育てはもう手慣れたものだそうです。上の子ザルたちが自然と手伝う姿も見られるといいます。

「むぎ」の赤ちゃんも誕生

その1週間後の7月17日には、「むぎ」にとって初めての赤ちゃんが誕生しました。むぎの母「おちょこ」は比較的おおらかな子育てで知られていたため、初産のむぎがうまく育てられるか、飼育員たちは少し気にかけていたそうです。

ところがむぎは、赤ちゃんにぴったり寄り添う、愛情深い母親ぶりを見せています。8月には、ほかのサルの毛づくろいをしているのかとのぞいてみたら、実はぐっすり眠っていた、という一幕もありました。

こっくりこっくり、赤ちゃんを抱っこしたまま居眠りしていた「むぎ」=沖縄こどもの国公式Xより

子育ての疲れが出たのかもしれません。

そして「ひまわり」も無事に出産し新米ママへ

もう1頭の赤ちゃんが誕生したのは8月1日。母親の「ひまわり」は当時4歳でした。ヤクシマザルは5歳での出産が多いため、少し早い妊娠に飼育員たちは心配していたそうです。体つきも小さめで、初産という条件も重なり、不安は募りました。

ところが出産前になるとひまわりの体はぐんぐん大きくなり、無事に出産。しかもこの日は、いつもの「朝一番」という出産パターンを外れ、土曜の昼下がりに来園者から「サルが産まれている」との知らせで発覚したのだとか。その瞬間に立ち会えた来園者は、思いがけない幸運に恵まれたことになります。

若いひまわりも無事に出産し、子育てに奮闘している=沖縄こどもの国公式Xより

名前はシルバーウイークの投票で、命名式はInstagramライブも

3頭の赤ちゃんの名前は、まだ決まっていません。今回、飼育員が考えたいくつかの名前の中から、来園者の投票によって決定するそうです。

投票期間は2026年9月19日から23日まで(最終日は正午に締め切り)。会場はヤクシマザル舎で、好きな名前にシールを貼って投票する方式です。投票に参加すると、オリジナルステッカーがもらえるそう。

投票で決まった名前は、23日15時から開かれる命名式で発表されます。当日はヤクシマザルのガイドや、3頭それぞれの個体紹介も予定されているとのこと。Instagramライブでも配信されるそうなので、会場に足を運べない人も、名前が決まる瞬間をリアルタイムで見届けられそうですね。

■沖縄こどもの国公式Xより:むぎが寝落ちする瞬間の動画

■沖縄こどもの国公式サイト:ヤクシマザル名前投票&命名式

ライターコメント

ベテランのおたま、初産で試行錯誤するむぎ、まさかの若さで出産を乗り越えたひまわり。3頭の母親たちは、それぞれ違う道のりでわが子を育てています。そして今、その3頭の赤ちゃんに、これから一生付き合っていく名前がつく瞬間が近づいています。どんな名前になるのか、そして命名式でどんな顔を見せてくれるのか。シルバーウイークの沖縄こどもの国が楽しみです。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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